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2022.0525 O.A 市立釧路総合病院 院長 泌尿器科 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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今回はcovid19について。感染がオミクロン以降、拡大してます。感染力が強いという一方で重症化しないのではないか等色々なことが言われています。
陽性者の方が出ると、濃厚接触とか、どの位の期間まで遡って調査しないといけないかという問題がありますが、それが今はすごく短くなっているそう。
多分このあたりが発症日だとなった時も以前は1週間位遡っていたのが、最近それが短時間になり、その期間内にどこからもらった等、
振り返ってもわからないというケースが増えてきているそうです。
一方で重症例が減って若者が多いということについては・・・「実際のところは病院で見ていると、重症になった方を結果的に見ているだけかもしれないのですが、
感染自体の数がものすごく増加していると、その中の重症化する方もいらっしゃいます。そういう方が減っているかというとそういう感じでもなし。
ですから元気で若い陽性者が増えていても、結果的に重症になる方が同じ数ということは、重症化が少ないということになるのでは?と思います。」と。
病院では特に一般の会社に比べると、陽性者が出た時点で、より広く接触者を追っています。それでも陽性者は出ないそう。
ではどこからもらってきたのか?現在追跡調査をしてもほとんどその様な方が出てこないのが実情のようです。そうなると、一つの仮定としてはもうそこにウイルスはいる
ので、陽性になった人がたまたま睡眠不足だったとか、体調が悪かったとか、そういう状況でウイルスが入り込んだという感じなのかな?とおっしゃっていました。
感染はどの様に発覚するのでしょう?ウイルスの一種なので風邪の症状。最初に入ってくる場所の症状が出やすいそう。粘膜とか喉とか。
ただ、よく言われているように神経、関節が痛いとか、頭が痛いとか、味覚障害とか、神経的な症状が出る確率が少し高くなるような感じと。
そんな中で私たちができる対策とは一体何でしょう?手洗い、よく使う場所を消毒するとか、飛沫が飛ばないように一生懸命なさっているはず。
それを完全にゼロにしようと思うと行動制限をするしかない様です。ただ、海外からのお客さんを入れることを緩和しましょうとか、マスクを少し取ることができるようにしましょうとか言われていますが、それをやった時に欧米並みに日本がした時に安全なレベルにあるのかどうなのか?が論議になっているそうです。
イギリスやアメリカの話だと、5割を超えて陽性者が存在すると防御をしてもあまり意味がなく、重症になる方をきちんと管理するのが良いとなるので、
日本の場合はまだその数がわかっていないのでは?と思うとおっしゃっていました。
「とにかく感染しないことが大前提なので、全ての項目を頑張らないといけないと言わざるを得ないのです。
ワクチンを打っていても感染する時は感染する。ただ、ワクチンを打った方の中で重症化している人がいなくて、重症化している方の多くはワクチンを打てなかった方。
この事実は曲げられない。もちろん体質の問題や打ちたくないという意思の方も尊重しなくてはならないと思います。
ただ、事実はそうなので、もし打つことができるのでしたら、重症化を防ぐためにも打った方が良いと言えると思います。」

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