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2021.0730 O.A 「photoジェニック 」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

今回は昆布森と根室港。どちらも逸見さんが撮影すると異国感漂う素晴らしいところに・・・。
昆布森はご存知の方も多いのかな?と思ったのですが、逸見さん曰く「秘密の撮影場所」とのこと。
実は別のコーナーで私が訪ねたこともあり、そんな訳でご紹介いただきました。
「昆布森は世界的に見ても素晴らしい絶景なのに、ここで撮影された作品を見たことがないんです。」
また、ネットにもほとんど情報が載っていないとか。
干潮時にしか入っていけない隔絶された風景。潮が満ちているときは入れません。ですから注意が必要です。
干潮時は本当に素晴らしく、日本とは思えない断崖で大迫力。また、ウミウが営巣しているので、それもみることができます。
ですから爆撃(フン)もすごくて、傘が必要と・・。マリンブーツ必須。落石にも注意が必要です。
続いて根室港。アクセスもよく撮影しやすい場所です。実はこちらも私は知らずにお邪魔しておりました。とても素敵な場所です。
弁天島や灯台がアクセントになり、雰囲気もバッチリ。比較的港内は穏やかな波のことが多く、水面の反射も美しい。
カモメの営巣地でもあるので、オオセグロカモメやウミネコの群れも見られるそうで、夕暮れ時は赤く夕陽に染まったカモメの飛び姿も・・。
もちろん夕暮れのマジックアワーが美しいのは言うまでもないのですが、濃霧の時の夜もまた雰囲気たっぷりで素晴らしい写真が撮れそうです。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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2021.0729 O.A BAND [chord 5]

・Karma Chameleon / CULTURE CLUB
・It's a Miracle / CULTURE CLUB
・Church of the Poison Mind / CULTURE CLUB
・Miss Me Blind / CULTURE CLUB
・Victims / CULTURE CLUB
~今回のバンド編、前回のDURAN DURANに続き、UK ニューロマンチックで、今夜はCULTURE CLUB 特集です。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

やっぱりここはプライベートビーチ 〜special version〜(境 智洋編) [fun science]

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ここは・・・十町瀬(トマチセ)ポントマリから海岸線を歩く。
トド岩とタコ岩があり、岩の壁が陸側に見える。迫力大。ダイナミック。ここもチャートが多い。
テンネルの特徴の一つでもある。石が剥がれ、穴があく。そこに砂等が入り込みグルグル回って穴が大きくなり、蜂の巣状の風化ができる。タフォニと呼ばれるものも。
固いところは出っ張り、柔らかいところは引っ込み、まるでガウディの彫刻みたいな感じで目の前に広がる。自然が作る造形美。
ここでクシロムカシバクの化石が見つかった場所になっている。この辺り一帯がそうらしいけれど、動物化石は見つからない。木の化石はあったけれど。
こんなチャートだけの砂は素晴らしい。実はタコ岩に登るとタコ岩が上から繋がっているのが見えるらしい。岩があり、砂浜がある。それを繰り返す。
タコ岩を境に向こう側とこちら側では砂の大きさと波の感じが違う。なので波が寄せて帰っていく時に運ばれる小さな石の音が違って聞こえる。

いよいよ・・・です。〜special version〜(齋藤 慶輔編) [nature treasure]

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以前事前にご紹介いただきました、野生生物保護センターがいよいよリニューアルopen目前です。
8月10日(火)に決まりました。「でもまだ外回りが・・・間に合うかな?」と収録時の7月16日にはお話しされていました。
何と言っても今回は展示の一環としてのバックヤードツアーがオススメです。
今までにもバックヤードツアーはあったのですが、それはそれで開催しつつ、今回の企画は基本、毎日実施する方向とのことです。
現状とその問題点がじっくり理解できる、保全のために何をすべきか・・・も考えさせられる内容です。
「ここに来てあらゆる面での予備知識を持って帰ってもらうことができたら」と慶輔獣医。
展示はもうほぼokですが、一番苦労したのがバードカービングと。
すでに完成したものと思っていたのですが、専門家が見ても納得できる仕上がりにするために、日々作家の方とやりとりが続いているそう。
直しが続いているそうで、完成作品はどうなるのか?楽しみです。
学校現場でも教育の場として利用してほしいですし、家族で、友達と・・・色々な人と訪れてほしい施設です。
「何よりこんな施設が釧路にあることを知ってほしいです。そして何度も足を運んでいただけると嬉しいです。」
詳しくは猛禽類医学研究所のhp等でチェックしていただけるとよろしいかと思います。
http://www.irbj.net/
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。

annormal world [close to you <art編>]

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安野モヨコワールド炸裂!!どっぷり浸かって・・・楽しい時間を過ごすことができると思います。
「ハッピーマニア」「働きマン」「シュガシュガルーン」等々。
幅広い読者に喜びと力を与える物語を描き続けている安野モヨコ。
2019年に画業30周年を迎えたそうです。高校3年生で漫画家デビューを果たした彼女の幅広い画業を一堂に集めた内容です。
「黄桜酒造」のカッパのイラストがあまりにも有名な漫画家小島功は叔父にあたるそうです。そして、夫は、「新世紀エヴァンゲリオン」の監督である庵野秀明氏。
環境にも恵まれ、小さな頃から様々な小説などにも親しみ、中にはストーリー展開などにも影響を与えたものもあるのかもしれません。
青年・少女漫画誌や新聞・週刊誌にも多彩な作品を描き、ドラマ・映画・アニメ化作品も多数生み出しています。
着物の柄をデザインしたり、漫画だけの世界にとどまっていない才能溢れる彼女の世界。様々な角度からご覧いただけると思います。
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漫画誌や週刊誌からは伝わらない筆運び。
パソコンでなんでもできる時代ですが、全て手書きで描かれる細かい仕事。
彼女の息遣いが聞こえてきそうな感じさえします。
普通ではない(unnormal)、安野モヨコ(annormal)な作品世界。
迷い込んで・・・空気を感じて・・・元気になって・・
会場をあとにすることにおそらくなるでしょう。
(アンノーマル 安野モヨコ展は9/20まで北海道立釧路芸術館で開催中)

2021.0728 O.A 市立釧路総合病院 泌尿器科 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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コロナワクチン関連の情報が常に更新されています。今回収録をしたのは7月14日ですが、放送までに状況が変化することもあると思いつつお話しを伺いました。もちろん変わらない内容もあるので・・・。森田氏は土日は200~300人、平日は60人〜70人くらいの方の接種を行なっています。現在は65歳以上の接種が終わりつつあるのですが、今後は64歳以下の方の接種も始まりますので、注意点をメインに伺いました。まず2回目は忘れ物が多いそうです。その中で一番大事なのが接種券(クーポン券)。忘れてしまうと接種することができないので要チェックです。ワクチン接種の4点セットは●接種券(クーポン券)●予診票●お薬手帳●本人確認書類(運転免許証など顔がわかるもの)。最初は緊張もあり書類をどの窓口でも出すのですが、2回目は手ぶらでいらっしゃる方も多いとのこと。8月中旬から64歳以下の基礎疾患のある方の接種が始まる予定です。基礎疾患等の詳細は釧路市のホームページに!https://www.city.kushiro.lg.jp/kenfuku/kenkou/yobou/sonota/page00116.html
続いて、患者さんからよく聞かれる質問について。「2週間前に怪我で縫ったけれどどうしたら良い?」「2週間とか3週間おきに点滴をする治療を受けているけれど、それとワクチンをどうしたら良い?」等等。市立病院でよく問題になるのが、手術とワクチンをどっちを先にするのか?というもの。本当に緊急でやらなければならない手術の時はワクチンは関係なくやるそうですが、もし事前にわかっている手術をやる場合、ワクチンを2回接種する間にやるのは良くないので、ワクチンを先にやってからの手術になるそうです。そして、1回目と2回目の接種の間隔が大きくあいてしまった場合。1回接種した後で、3週間以上経ってしまった場合でも2回目を接種しても大きな問題はなかったとおっしゃっていました。「みんな自分に割り当てられた分だけ、欲張らずに・・・・・。過剰接種やマスクや解熱剤の問題もなくなりますよね。全ては思いやりですね。どうしても体質的にワクチンを打てない方もいらっしゃるのが事実としてあります。その様な打てない方の事情を思いやっていただいて、集団免疫で守ってあげることができる様になるまで皆で頑張って、ワクチンを打てる方は打つということが必要なのだと思います。」

知っているようで知らないポルトガル(中村 隆文編) [varied experts]

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4:ポルトガル エヴォラの街.jpg 5:教会.jpg 6:アズレージョ ポルトガル独自のタイル芸術.jpg
今回は割と知っているようで知らない国・・・ポルトガルについてのお話しです。
イギリスとの共通点としては、かつてケルトの民が暮らしていたということ。そして、タラの塩漬け干物を使った料理があるということ。
前回のカレンスキンクというタラの塩漬け干物と同じような感じです。
ポルトガルではバカリャウと呼ばれ、こちらはスープというよりは、それを使ってコロッケにしたり、卵炒めにしたりするそうです。
イギリスというと紅茶の国というイメージですが、実はそれ以前はコーヒーハウスで男性だけが嗜むものだったみたいです。
ところが1662年にチャールズ2世のもとに嫁いだポルトガルの王女が紅茶を持ち込み、女性の間で飲まれるようになったそう。
広く一般市民に紅茶が楽しまれるようになったのは1800年代のこと。
そしてポルトガルにはポートワインと呼ばれるワインがありますが、これはポルトガルのドウロ地方で造られる酒精強化ワイン(ブランデーを添加したワイン)の一種。
アルコール発酵中にブランデーを添加することで糖分がアルコールに変換されるのが中断。ブドウ果汁の甘みをそのまま残しているので、甘口ワインに分類されます。
日本では、「赤玉ポートワイン」が爆発的ヒットをしたので、ご存知の方も多いと思います。
ただ、現在は原産地保護の観点から、「赤玉スイートワイン」という名前に変更されています。
このポートワインの他に、シェリーやマレイラワインが世界三大酒精強化ワインと呼ばれるものがあります。
実はこれらの樽がスコッチウイスキーに使用されるのです。ということでスコットランドとポルトガル深い繋がりがやはりそこにはあるのです。
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。
上段:左からバカリャウコロッケ、バカリャウ・ア・ブラス、カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンデジャーナ(豚とアサリの炒め煮込み)
下段・左からポルトガル・エヴォラの街並み、教会、そしてアズレージョ(ポルトガル独自のタイル芸術)

2021.0722 O.A アイドル [chord 5]

・悲しみモニュメント / 南野陽子
・楽園のDoor / 南野陽子
・話しかけたかった / 南野陽子
・はいからさんが通る / 南野陽子
・吐息でネット / 南野陽子
~今回は邦楽アイドル編。南野陽子特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏 & midoriでお送りします。

近年の獲れないサンマを科学する!(黒田 寛編) [fun science]

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夏と秋の便りを届けてくれるサンマ。道東のサンマ漁は7月の流し網に始まり、8月以降は棒受け網に。
実は流し網と棒受け網ではサンマの回遊ルートが違うそう。流し網は、日本列島に沿って北上してきたサンマを漁獲します。
一方棒受け網では、日本のはるか沖を北上し、その後千島から日本列島に沿って南下。その南下してきたサンマを漁獲します。
流し網も棒受け網も両方とも2010年頃から漁獲が減りました。
その理由や原因は未だ説明できないそう。現在、サンマ・海・プランクトン・遺伝子等の研究者が血眼になってその減少原因を調べているそう。
さらに2019年から状況は悪化。海だけではなく魚にも変化が表れているとか。2019年・2020年はついにサンマが千島列島に沿って道東まで南下してこなくなりました。
さらに去年は10月にならないとサンマが道東まで南下しなかったそうです。要は回遊の時期や回遊ルートに大きな変化が見られるということ。
さらに・・・獲れるサンマも大型がほとんどいないという状況なのです。サンマが産まれた場所・時期・餌環境等が変わってきている可能性が推察されているそう。
今年はどうなのでしょう?サンマはやってきてくれるのでしょうか?
現在、サンマチームがサンマの分布量を調査しているそうで、この結果に基づくサンマ長期漁海況予報が今月末に水産庁からプレスされるとのことでした。
「もし今年もサンマが獲れないなら・・・マイワシを食べましょう!!そうそう。最近の研究ではサンマとマイワシが同じ場所で取れないことがわかってきていて・・・」

ザリガニって知っていますよね・・・(照井 滋晴編) [nature treasure]

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とてもメジャーなザリガニ。北海道には何種類のザリガニがいると思いますか?正解は3種類。さらに日本全体でも同じ種類しかいません。
ニホンザリガニ、アメリカザリガニ、そしてウチダザリガニ。もともと北海道に生息していたザリガニはニホンザリガニだけ。 他は外国から来た外来種。
今回はそのうち、外来種についてのお話し、まずは日本でおそらく一番有名であろうアメリカザリガニ。アメリカの南東部からやって来ました。体長は10センチくらい。
昭和初期にウシガエルの餌として輸入されました。その後野外に逃げたものが爆発的に増えて、現在では日本全国で確認されているそう。
暖かい環境が好きなので釧路湿原ではまだ見つかっていないとのこと。
次にウチダザリガニ。体長が15センチくらい。3種の中で一番大きいタイプです。昭和初期にアメリカ北西部から食用にするため輸入されました。
北海道では摩周湖に放流されたのですが、それが生き残り、北海道東部を中心に分布しています。
外来種の2種は非常に繁殖力が強く猛威をふるい、いろいろな生き物に影響を与えているのです。
春採湖にも2002年にウチダザリガニの生息が確認されました。これが国の天然記念物に指定されているヒブナに悪影響を与えています。
ヒブナを含め魚類は湖内に繁茂する水草に産卵するのですが、ウチダザリガニが見つかった2000年頃に水草の生育状況が悪化していることも確認されました。
実際にウチダザリガニが水草を食べたり、切ったりしていることが明らかに・・・。この様な背景があり、2006年には本格的にウチダザリガニの駆除が始まりました。
駆除作業の成果として、近年では捕獲されるウチダザリガニの捕獲数の減少や体サイズの縮小傾向が確認されているそう。これは全国的にみても貴重な事例との事でした。
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。写真左から体の小さい順に、ニホンザリガニ、アメリカザリガニ、ウチダザリガニ。