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ハンガリーも面白い!(中村 隆文編) [varied experts]

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2018年に訪れたハンガリーはとても面白い国だったということでご紹介いただきました。オーストリアとルーマニアの間、東欧にある国。
1999年にNATOに、そして2004年にEUに加入。比較的まだ発展途中の感があったそうですが、貧しい感じはなく、アジア的明るさもあり、過ごしやすかったそう。
パプリカの原産国とのことで、どんな料理もパプリカが使われていた感じと。その中で記憶に残った料理は真っ赤なスープのグヤーシュ。
本来グヤーシュには「パプリカとタマネギをラードや牛肉、ジャガイモでつくられる煮込み」とか「野菜入りのグヤーシュスープ」といった意味があるそうで、
中村氏も牛とパプリカをつかった少し辛味のある、でもまろやかなスープとおっしゃっていました。
他にはカエル。フリットを食べたそうですが、他には焼いたりしても食べているそう。ササミよりもみずみずしく柔らかくてとても美味しかったと。
そして、かつて王侯貴族が愛したドボシュトルタという7層のスポンジケーキ。政府に認められたケーキだそう。
ブタペストで160年以上の歴史を誇るカフェ ジェルボーにもいかれたそうで、アンティークな家具やシャンデリア等々見応えたっぷりだったと。
かつて、多くの文化人や芸術家、著名人が集い、ケーキやアイスクリームが人気を博し、瞬く間に評判の待ち合わせスポットとなったそうです。
ワインも有名で、特に白ワイン。トカイワインと呼ばれるもの。ワインのタイプは様々ですが、もっとも知られているのは貴腐ワイン。
「王のワインにしてワインの王」とフランス国王にも絶賛されたトカイワインが美味。
他にあまり知られていないかもしれないのですが、エグリ ビカヴェールという赤ワイン。雄牛の血という意味だそうですが、そのエピソードはO.Aをcheckして下さいね。
日本との大きな共通点には温泉好きな国民と言えることがあると思うと。水着をつけて温水プールに入ってチェスやカードゲームを楽しむ方法や
さらに日本の銭湯のような裸で入る温泉的なものもあるそうです。いわゆるローマ風呂的なものもあり、タイムスリップした感覚にもなるそう。
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。

2021.0827 O.A 「オーストラリアのテレビ事情」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

ロックダウンが続いているのでなかなか外に出るチャンスがない鈴木氏。そんな中こんな話題からスタートです。
パワーボールという一種の宝くじで賞金8000万豪ドルをメルボルンの男性が獲得したそう。日本円にして約64億円。
この方は度重なるロックダウンで仕事を失い、買ったばかりの家のローンにもおわれ、家族を養いながらやっとの事で暮らしていたそうです。
8000万豪ドルはオーストラリア史上3番目の記録とのこと。ちなみに最高額は1億700万豪ドル(日本円で約86億円)。
さて、今回はオーストラリアのテレビ事情について日本との違いなどを伺いました。
鈴木氏がオーストラリアに暮らし始めた20年以上前は公共放送がABCとSBS、民放が3つのトータル5局だったそうですが、現在は20局以上。
時間帯によって放送内容の違いはあるのでしょうか?やはり朝と夜はニュース番組が多いそう。ただ、日本のバラエティ番組は少ないみたいです。
日本のアニメは人気があり、「ポケモン」「妖怪ウォッチ」「ベイブレードバースト」等が流れているそうです。
オーストラリアにもポケモンカードのコレクターはたくさんいらっしゃったり、ベイブレードは小学生の間で流行っているそう。
コマーシャルは日本同様に頻繁に入るそうで、車や化粧品の宣伝が多いそう、ただ、チョコ好きが多いらしく、チョコレートの宣伝は子供向けというよりはセクシー系のものもあるそうです。日本になさそうなのが、スポーツ賭博のコマーシャル。そして、他社の社名や製品を出した比較広告があったりもするそうです。
逆に少ないと感じるのが、サプリや薬のコマーシャルとおっしゃっていました。
日本ではテレビはネットの広告よりも少なくなっていると聞きますが、それはオーストラリアも同じみたいです。インターネットに視聴者をとられ、
テレビの広告収入が減少している他、ネットフリックスや民放9のスタン、ディズニープラスの動画配信サービスに負けていること等があるそうです。
息子さんのクラスメートの親に聞いても地上波を見ている人は少なく、ネットフリックスの番組等が話題になることが多いとおっしゃっていました。
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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送っていただいた写真は、上の左がパワーボールのテレビ抽選会の様子。
上の右が新聞のテレビ欄、
そして、左の写真は、報道番組に生出演中のモリソン首相です。

2021.0826 O.A BAND [chord 5]

・I'm Falling / DEAD OR ALIVE
・That's The Way {I Like It] / DEAD OR ALIVE
・You Spin Me Round / DEAD OR ALIVE
・Lover Come Back To Me / DEAD OR ALIVE
・Brand New Lover / DEAD OR ALIVE
・Something In My House / DEAD OR ALIVE
~今回のバンド編、前回繋がりでニューロマンチック、ユーロビート系。今夜はDEAD OR ALIVE 特集です。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

釧路沖の水温と温暖化(黒田 寛編) [fun science]

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最近、釧路でも暑い夏が増えています。8月は特に2005年を過ぎてから顕著。気温だけではなく、釧路や北方四島沖の海も暑くなっています。
こちらは特に2010年以降。いわゆる海洋熱波=マリンヒートウェイブという現象です。
釧路沖の海洋熱波は様々な要因で発生するそう。気温が高いことで海が温められる。太陽からの日射がガンガン海に注げば海は温められることに。
さらに海には暖かい水の塊、暖水塊があり、この大きさは最大直径が300~400kmになり、最大で北海道くらいの大きさになることも。
この暖水塊が2010年以降、毎年夏になると釧路沖にやってきて発達・停滞する現象が確認されているそうです。
さらに、2010年、特に2017年以降は冷たい水を運ぶ親潮も急激に弱い年があるとのこと。
ですから暖水塊の停滞と親潮の弱化、夏の暑い気温と日射の影響で、釧路沖では「高水温化」「海洋熱波」が発生しやすい状況にあるのです。
今後どうなっていくのでしょう?地球温暖化が止まらなくなると高水温化はどんどん進行していくと考えられます。ただ、一時的に今よりも冷たくなることもあるそう。
釧路沖の海面水温は、地球温暖化とともに100年くらいをかけて徐々に水温が上がるだけではなく、20~30年間隔で冷たい時期、暖かい時期を繰り返すのです。
要は釧路沖の水温は階段の様に上がって、下がって、また上がるのです。
現在は、階段を上がった状態にあり、そんな中で海洋熱波が頻発すると海はめちゃくちゃ暑くなるという様な状況。
いつ訪れるかはわからないのですが、少なくとも次に階段を下りる時期が訪れるまでは海の暑い夏が続くことは間違いのないことの様です。

トガリネズミはネズミじゃない?(照井 滋晴編) [nature treasure]

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この小さなトガリネズミ、ご覧になった事はありますか?
あまり見たことがないという方が多いと思うのですが・・・。ネズミという名前がついていますが、これは食虫類というグループに入る動物でモグラやハリネズミに近いグループ。
日本には6種類のトガリネズミがいて、そのうち4種類が北海道に分布しているそうです。
オオアシトガリネズミ、エゾトガリネズミ、ヒメトガリネズミ、トウキョウトガリネズミ。
中でも一番小さいのがトウキョウトガリネズミ。重さにして1.5~2.0g。一円玉くらい?
どのトガリネズミにも共通の特徴があり、それは燃費の悪さ。餌を食べれない場合、数時間で餓死してしまうそう。
このトガリネズミは冬眠をしません。餌の少ない冬にどうしているのでしょう?実はすごい方法で冬を越しているのです。
それは・・・冬が近づくと頭蓋骨や脳などを縮小させ、エネルギーの消費量を抑えるという信じられない生態が知られています。(海外のトガリネズミの例)
北海道にいるトガリネズミ4種のうち3種は釧路湿原で確認されています。確認されていないのはトウキョウトガリネズミだけ。
ただ、道東では根室、浜中、釧路町などで確認されているそうです。
2019年、オオアシトガリネズミの色が真っ白な個体を確認した照井氏。
アルビノの個体は色素が欠損していて毛や皮膚が白く、網膜の血管になるヘモグロビンの赤色がすけて瞳孔がピンク色に見えたりするそうです。
アルビノのトガリネズミは非常に珍しく他の種でも1例しか報告されていないそうです。その1例が浜中町で2011年に捕獲されたヒメトガリネズミ。
照井氏の発見した全身白毛のオオアシトガリネズミのアルビノは少なくとも国内初の事例だったそうです。
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。

harden earth into a mass [close to you <art編>]

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IMG_2327.jpg留寿都在住の陶芸家、加地学氏。
インド旅行から帰って3日目に陶芸に出会い、そこからずっと北海道の土にこだわり作陶を続けていらっしゃいます。
北海道の様々な土地の土をブレンドして使っているそう。
「使えないものはないんです。それぞれに良さがあるんですよ。使い方次第で味わいのある、ユニークなものが・・。」
窯は薪窯と石炭窯、灯油窯を使っています。
「石炭窯は難しいけれど、それの良さがあり、ほかにやっている人はいないと思います。温度管理が難しいんです。」
加地氏によって作られた陶器の土の表情が面白く、そこから奥深さも伝わってきます。
特に意識させられるのは、土そのものが持っている顔。そしてそれが北海道の土地から選ばれたということ。
土本来の良さが彼の手によりさらに本領発揮をしている感じがしました。
陶芸は土のブレンド、焼き方、窯の種類によって何千通り、何万通りと広がります。
同じ材料を使っても出来上がる作品はその表情をかえることができるのです。
そこが面白く難しくやめられないところなのかもしれません。
常にチャレンジし続け、追い求めていく姿をインタビューから強く感じました。

2021.0825 O.A 林田クリニック 院長 林田賢聖氏~1~ [close to you <dr.編>]

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世の中色々な情報が溢れている新型コロナワクチンについて。現時点で(収録は8月17日)専門医を中心とした先生が医学論文等で根拠のある話だけを取り出してお話しして下さいました。今心配しているのは、ワクチンを怖がっている方もいるとの事で、正しい情報を得てしないと決めているのか、もしかしたら誤った友達の情報や個人が発信しているSNSの情報だけで振り回されているかもしれないので、そのあたりを整理していただきました。まずはワクチンを打った人と打っていない人とでどう違うのか?厚生労働省の専門家会議で公表された7月5日から15日までのデータによると、65歳未満でワクチン未接種の人は10万人当たり28.7人が感染。これに対してワクチン2回接種の人は10万人当たり2.4人が感染。未接種と比べると新型コロナウィルスの感染は1/10以下に。この割合は65歳以上の高齢者でも同様の結果。問題なのが重症化率。
今年6月の1ヶ月のデータによると、65歳以上のワクチン未接種の人で感染した5387人のうち232人が亡くなりその死亡率は4.31% 。一方、ワクチン2回接種で感染した人(ブレイクスルー感染)112人のうち、亡くなった方は1人。死亡率は0.89%.約1/5に低下。ワクチンはそもそも感染をさせないというよりは重症化を防ぐという目的。
続いて集団免疫について。英オックスフォード大学 ワクチングループ代表のアンドリュー・ポラード教授曰く「麻疹であれば人口の95%がワクチンを受ければ集団免疫獲得は可能。しかしデルタ株は、ワクチン接種済みの人にもなお感染させる。その為ワクチン未接種の人に感染させてしまう。」インペリアル・カレッジ・ロンドンの報告では、ワクチン2回接種者(18~64歳)が、新型コロナに感染するリスクは未接種者より約49%低いそう。今のところは2回ワクチンを接種して重症化を回避する方向にシフトした感じ。そんな中、日本のワクチン忌避者は11%。若年女性は高齢者男性の3倍。ワクチン忌避の理由で最多は副反応への懸念。
そこでワクチンの有効性の考え方ですが、ワクチンの有効率 90%というのは「90%の人には有効で10%の人には効かない」もしくは「接種した人の90%は罹らないが、10%の人は罹る」という意味ではなく、接種群と非接種群(対照群)の発症率を比較して、「非接種群の発症率よりも接種群の発症率の方が90%少なかった」という意味です。発症リスクが、0.1 倍つまり1/10になるとも言えるのです。「正しい情報を得て決めてほしい。もちろんワクチンを打つ打たないは個人の自由で、打たない人を責めることはしてはいけません。ただ、デルタ株等の変異株の出現でワクチン未接種者の重症化を防ぐ事は難しくなったというのも事実。ですから新型コロナウィルス感染の重症化を防ぐにはコロナワクチン接種が欠かせないと思うのです。」

日本海溝の深海の流れの新発見はナマコから(満澤 巨彦編) [varied experts]

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深海の流れ第2弾。深海、特に海溝内の流れについてのお話しです。日本の太平洋側にはたくさんの海溝が連なっていますが、その総延長はざっくりと1万km弱。
海溝の流れについては水深が深いということから、なかなか研究観測が進んでいなかったそうです。
一方で、北大西洋では比較的早くから深海の流れについての研究が行われていて、北米沖のカナダ東海岸のニューファンドランド沖からアメリカのフロリダ沖にかけては、
深層西岸境界流という南向きの深海の流れが定常的に存在することが知られていたそうです。
北太平洋は北大西洋よりも深かったこともあり、理論的には証明がされていなかったのですが、1994年の三陸沖で起きた地震の後に海底の環境の変化を調べるために
地震計や流速計を設置したところ、水深4000mの海溝の陸側斜面で南向きの定常的な流れが存在していることを確認。
ほかの場所、アリューシャン海溝や伊豆・小笠原海溝でも類似の流れがあり、深層西岸境界流が太平洋にも存在することが確認されたそう。
深層境界流が存在している事は、海溝の海側の斜面には深層西岸境界流とは逆の北向きの定常的な流れがある事がその数年前からわかっていたと。
やっとここでナマコの登場です。実は深海カメラで日本海溝の地形地質生物の調査を行った時に、海底のウシナマコがいつも同じ向きを向いていることに気づいたのです。
このウシナマコは流れていく方向に頭を向ける性質があるそう。そこで日本海溝の海側斜面上の底層流が北向きの流れであることを発見したのです。
水深6000mで海溝の大陸側で南向き、海側で北向きの流れが定常的に存在していることが観測機器により確認されたそうです。
例えばの話ですが・・・釧路川に捨てたレジ袋が、仮に釧路海底谷に沿って沈んでいき、千島カムチャツカ海溝の陸側斜面まで流れたとしたら、
その後10年から数10年かけて最終的にはマリアナ海溝まで深海を流れていいくことになるのです。もちろん仮定の話ですが、可能性としてはゼロではないのです。
※尚、写真は JAMSTEC 満澤巨彦氏からお借りしました。
・写真は全てウシナマコ(ⒸJAMSTEC)

2021.0820 O.A 「6週間経ってもあまり変化はないかも・・・その続き」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

今回もやはり、あまり大きな変化がない感じです。
ただ、人が増えている感じはするとおっしゃっていました。先日、お仕事の関係で久々に夜の繁華街へ。
こんなに若者がいるんだ〜。やっているお店もあるんだ〜。と感じたと。
もちろん通常時よりは減っているのでしょうが、それでも体感的に感じるみたいです。お昼も家族連れや若い人の姿が目立つそうです。
もう我慢できないという感じなのでしょうか。また、帰省に関しては65歳以上の方々のワクチン接種が終わって・・という方が多いみたいです。
popo氏の周りでも同世代の方はワクチンを1回は打ったという方が多く、今月中には2回終えるという方も多いとのこと。
さて、釧路もそうですが、今年の暑さは異常と感じる気温が続いている感じです。大阪では外に出ているだけでも危険と思う時も。
popo氏はスタジオもご自宅でも24時間クーラーを付けっ放しにしているとおっしゃっていました。一度止めるととんでもない状態になるみたいで。
空調にもよるそうですが、27度設定で過ごしているそうです。それでも涼しいとおっしゃっていました。
釧路ではかき氷屋さんは見かけないのですが、大阪では大流行り。特に女性にはウケているそう。
フルーツ屋さんがやっているかき氷はフルーツソースがかかっていて美味しいと。確かにそうお聞きすると食べてみたくなりますね。
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。道頓堀、戎橋(通称:ひっかけ橋)周辺景色です。
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2021.0819 O.A アイドル [chord 5]

・青い果実 / 山口百恵
・みかん / 大竹しのぶ
・林檎殺人事件 / 郷ひろみ&樹木希林
・チェリーブラッサム / 松田聖子
・君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。/ 中原めいこ
・Strawberry Time / 松田聖子
~今回は邦楽アイドル編。フルーツタイトルのアイドル曲特集です。
セレクトは齋藤氏。出演 齋藤氏 & midoriでお送りします。