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2021.1231 O.A 年末special [chord 5]

今年もやります。chord5の年末2時間スペシャル。
ジャンル毎のお題に応えて・・・
はたまた、この曲似てない?・・・
等々、企画に悩まされ、河口氏のアイディアをいただき
収録完成!!大晦日の2時間 どうぞお楽しみください。
・band担当:河口氏
・洋楽担当:toshi氏
・アイドル&テレビアニメ等々担当:斎藤氏
・邦楽担当:村田氏
以上の4人の殿方とmidoriでお送りします。

ベルギー(中村 隆文編) [varied experts]

1アントワープ.jpg 6ブリュッセル グランプラス広場.jpg 3ビール煮込みの肉.jpg5ワッフル.jpg2ブルージュの広場.jpg4ブルージュの街並み.jpg
ベルギーはヨーロッパの中でも政治的中心地。EU本部やNATO 本部が置かれている国としても知られていますよね。
ベルギー語というものがありません。オランダ語とフランス語の表記は並列で並べられていることが多いそうで、だからと言って英語が通じないということもなく。
様々な歴史的経緯があり、今の形に落ち着いたのでしょう。ここは食文化がとても豊かです。有名なのはワッフル、チョコレート。
ブリュッセルのグランプラスという広場は世界遺産になっていて、そこでは有名なゴディバが旗艦店をオープンしたのです。
そして、もう一つ有名なのはベルギービール。その種類は1000種とか。ビール大国なのです。
中世に修道院の修道士によって作られはじめたのがその始まり。
ホワイト・ビールも有名。大麦麦芽と小麦のほかに、コリアンダー、オレンジピールを使ったベルギーの小麦ビールの総称だそう。
さらに度数が普通のビールよりも高いそう。その気になって飲んだら・・・知らないうちにふらふらになってしまうかも・・・(笑)
そして・・・フランダースの犬のお話し。イギリスの作家ウィーダが19世紀に書いた児童文学。
絵画をテーマとした貧しい少年と犬の友情を描いた悲劇として知られています。
日本ではアニメになっているので、ご存知の方が多いと思うのですが、そこでその舞台となったアントワープの大聖堂に中村氏も訪れたそう。
作品の舞台とはいえイギリス人作家によるイギリス文学ということもあり、ベルギーではあまり有名ではなく、
日本での評価とは対照的に地元での評価はさほど高くはないそうです。
実際に地元の人は少なく、日本人観光客が多かったとおっしゃっていました。物語の内容自体、日本人のメンタルに響くものなのでしょう。
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。

2021.1224 O.A 「実は鶴居に・・・行ってきました」 [varied stories]

上村知弘さん(フォトグラファー&ガイド)
http://www.tntnaturecon.com/

今回は実は鶴居に行きました〜の巻。懐かしい写真をたくさん送っていただきました。
この鶴居の山小屋に思い立って急遽いらしたそうで、釧路には寄る時間もなかったみたい。
ここを素人の上村氏が建てたのが2010年の10月。それから帰国するたびにほぼいらしていたそうですが、実際にじっくり見ると・・・。
ドアの鹿のツノが取れてしまったり、外壁の一部がたるんだりしていたそうです。ただ、大勢には問題なく住むことはできるみたいです。
とは言っても電気も水もないのですが。
上村氏が日本にいる間に随分とカナダの情勢が変わってきたとおっしゃっていました。もちろん夏くらいから感じていたことの様ですが。。。
実際に友人家族が職をなくし、日本に急遽帰ってくることになったり。ワクチンパスポートの問題があるそうです。
ワクチンを打つも打たないも個人の自由だと思うのですが、打っていない人は国際線はもちろん、国内線にも乗れなくなり、レストランにも入る事ができなくなり。
医師や看護師、公務員、教師等々、ワクチンを2回打っていないと結果的には無給の状態に。もちろん期間内に打つと復職は可能の様ですが。
その様な問題が急に動き出したそうで、やりきれない様子が伝わってきました。
今回彼は1月4日に帰国する予定です。バンクーバーに着いたら、奥さんのタミーに車で迎えにきてもらい2000キロ近くの道をひたすら走り、
2週間隔離され・・・という生活を送るそう。今度日本に帰ってくることのできるのはいつになるのか?
「向こうに戻っても自然はたくさんあるのですが、ワクチンを打たないとレストランにも入れなくなるし・・・」と上村氏。
でも10年以上ぶりの日本のお正月はとても楽しみにしているとおっしゃっていました。
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
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2021.1223 O.A 邦楽 [chord 5]

・恋人がサンタクロース/ 松任谷由実
・安奈 / 甲斐バンド
・クリスマスキャロルの頃には / 稲垣潤一
・サイレント・イヴ / 辛島美登里
・クリスマス・イブ / 山下達郎
~今回は邦楽一般。 定番のクリスマスソング特集です。
セレクトは村田氏。出演 村田氏 & midoriでお送りします。

ナガコンブの長〜い話 vol.1(黒田 寛編) [fun science]

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そろそろお正月。「おせち」にも登場する縁起物のコンブのお話。「よろこぶ」の語ろ合わせから「喜ぶ」、「養老昆布」ともかけるので不老長寿の願いが
こめられていて、おせちでは「昆布巻き」としてお重を飾りますね。
道東ではいくつかの種類のコンブが採られています。最も有名なコンブがナガコンブ。長さが10m以上に、長いもので20mにもなるコンブです。
若い頃のナガコンブは「さおまえ」と呼ばれています。道東では他に、厚葉コンブ(ガッガラコンブ)、オニコンブ、ネコアシコンブという種類のコンブがあります。
コンブ漁業ですが、夏を中心に行われます。漁師さんが朝から小舟を出して、海中のコンブを収穫した後、トラックにコンブを積んで、
砂利を敷き詰めたコンブ干し場まで運び、そこでコンブを広げて乾燥させている光景、見たことがある方も多いはず。
コンブ漁業ですが、釧路周辺で本格的に盛り上がり始めたのは、明治時代に入ってからなのだとか。
釧路~仙鳳趾の海岸に北日本からコンブ漁民が移住し始めたのが明治の初め。国策で、移住が進められたようです。
目的はいくつかあり、主に、中国に輸出するコンブの増産だったそうです。
中国では一体このコンブはどう利用されたのでしょう?一つには、刻み昆布として日本から輸出され、中国では野菜の代用として食べられていたそう。
また、当時中国では、コンブをヨード(ヨウ素)の補給にも使っていたそうで、ある地域では、甲状腺の風土病の薬として使われていたようです。
このヨード不足ですが、今でも、日本以外の国々、特に、発展途上国では深刻な問題で、撲滅されていないそうです。
一方、「日本人の食事摂取基準2010年版」によると、「日本人にヨード不足が起こる可能性は限りなくゼロに近く、むしろ過剰摂取に注意」と書かれていると・・。
それは、コンブやノリ、ワカメ等の海藻を食べる機会が多い日本の食文化に起因していると考えられます。
さらに、海藻には、水溶性食物繊維(アルギン酸とフコイダン)が多く含まれれているので体に良いということは、よく知られている事実。
実は、日本人の腸内には、海藻を消化する酵素遺伝子をもつ腸内細菌がいることが、2010年に、Natureに掲載されました。
要するに、外国の人は生の海藻を食べても体内で消化できないことがほとんどの様ですが、日本人は特異的にこれを消化できるということ。
その理由は、太古から日本列島に住み、海藻を食べてきたその歴史が、私たちの体に代々刻まれているというわけです。

釧路湿原の偉大さ~1(照井 滋晴編) [nature treasure]

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IMG_3390.jpg釧路湿原は私たちの生活を守り、豊かにしてくれています。
そのため、私たちの生活に恵みを与えてくれている釧路湿原を守り、後世に残していく必要があるのです。
そして、それはキタサンショウウオを守ることにもつながるのです。
私たちの生活するエリアのすぐそばにある釧路湿原、日本最大の湿原です。
その広さは約2.6万ヘクタール。100m×100mが1hなので、2.6万ヘクタールというと16㎞×16㎞くらいの面積です。
ただ、今から約70年前の1950年頃には、約3.2万ヘクタールだったそう。かなりの面積の湿原が失われているのです。
その原因は、現在の湿原周辺部の宅地化や農地化、道路建設などの開発が挙げられます。
さかのぼること約2万年前。最終氷期と呼ばれる氷河期の最も寒かった時期。
現在と比べると平均気温で7度くらい寒かったと言われていた頃。
当時は、海の水面が現在よりも約100m低く、現在海のあたりも陸地だったと言われています。
その後、温暖化が進み、海面が上昇。これを縄文海進といいます。
約7000年前は最も海が広がった時代で、現在の釧路湿原のエリアは海になっていました。気温も今より高かったとのこと。
以降、だんだんと海が下がり陸化が進み、約3000年前には釧路湿原の主要な部分は湿原化していたようです。ですから、釧路湿原の歴史はまだ3000年位なのです。
今から約140年前の1880年代、流域の開発が始まり、1940年代後半には戦後復興に伴い森林伐採が進みました。
そして、1960年代から農地開発と河川改修が始まり、だんだんと釧路湿原の乾燥化がすすみ、湿原の面積が減少してきたのです。
釧路湿原はそこにあるだけですが、観光やバードウォッチング、散策、写真撮影、釣りなどのレクリエーション面での経済的な価値を有しています。
この価値を具体的な金額として環境省が報告書を作成しているのですが、釧路湿原の場合は1年間に湿原1ヘクタールあたり約43万~90万円の価値を持っているとされているそう。湿原を1.7万ヘクタール換算しているので、釧路湿原には観光やレクリエーション面だけで年間73億~153億円の経済的価値があるとされているのです。
また、釧路湿原が健全な生態系を維持することで多くの野生生物に生息・生育地を提供しています。例えば、商業的価値のある生物に繁殖環境を提供する生態系は、
それ自体が経済的に価値のあるものと考えることができます。 漁業資源であるサケやサクラマスの自然繁殖地を提供する環境は価値があり、観光資源になるタンショウの繁殖場所としての釧路湿原には価値がありますよね。。。「いわば、釧路湿原はそこにあるだけで色々な面で価値があるのだと思っていただけると嬉しいです。」
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。

the kaleidoscope world [close to you <art編>]

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glass beads とんぼ玉の制作を始めて20年以上。彼女の作るとんぼ玉は通常イメージするそれとは違います。
とてもユニークで、小さな一つのとんぼ玉の中には様々なモチーフが埋め込まれ複雑に絡み合い綺麗な色合いを醸し出しています。一度見たら忘れられない作品。
そんな彼女がいつかは作ってみたいと思われていた万華鏡作りに今年の春から夢中になったそう。
コロナ禍で出展予定していたイベントの多くが延期や中止になり、ずっと作りたかったランプワークビーズを用いた万華鏡づくりに挑戦しようと思い立ったのです。
渋谷のBumkamuraギャラリーで開催された「万華鏡展&第二回万華鏡全国公募展」に出品し、アイデア賞を受賞。
大きなランプワークビーズのオブジェクトと万華鏡本体で、3点を出品。「おそらく円筒形のオブジェクトが珍しく、面白かったのだと思います。」と華子氏。
彼女が作った3部作は、「千夜一夜物語」から「ヌレンナハール姫と美しい魔女の物語」で登場する魔法の道具「空飛ぶ絨毯」、見たいと思ったものは何でも見ることができる「不思議な望遠鏡」、そして、どんな重い病気でも匂いをがぐとたちどころに治ってしまう「魔法の林檎」。
夢のあるテーマ通り、素晴らしい作品が完成しました。ご自身でも初めて万華鏡を覗いた時には肉眼では見る事のできない世界に感動を覚えたとおっしゃっていました。
複雑なとんぼ玉がさらにその一部が拡大され、より詳細に目の前に迫ってきます。そして一期一会の世界。
万華鏡を覗くその時の自分の心境も映し出す感じさえしてきます。
今後は装身具としてのとんぼ玉作りをしながら、万華鏡の世界をさらに進化させていきたいと思われていると教えてくださいました。
この万華鏡の世界がどう進化して変化するのか私も今から楽しみです。
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※尚、写真はリチャーズ華子氏からお借りしました。

2021.1222 O.A 市立釧路総合病院 泌尿器科 森田研氏 [close to you <dr.編>]

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今回は人間の体の中に入れるデバイスの多さと、検査に関するその安全性についてのお話しです。
CTやMRIの解像度が上がり様々な病気の診断効率が上がり、10年前には診断できなかったことも判るようになってきました。
CTはX線を使うので放射線被曝の問題がありますが、MRIは磁気を使うので今のところ人体に有害な影響は指摘されていないとのこと。
MRIは硬い頭の中の画像も、骨に囲まれた前立腺や骨の近くの神経や筋肉等の画像も鮮明なので、脳神経外科や整形外科をはじめとした広い範囲で大きな診断ツールになるそう。ただ、このMRIにも弱点はあり、強力な磁場を作って画像が鮮明になればなるほど、体内にある金属や電子機器に影響が出てくるそうです。
人工的な医療機器の体内埋め込みは心臓のペースメーカーが有名ですが、今では様々な医療機械が開発され、知らずにMRIを行うと悪影響が出るのでMRIが禁止になる機械も増えているそう。MRIは強力なほど磁性体の金属(鉄、ニッケル、コバルト)を強力に吸着。MRIの部屋に入る時に磁性体金属を持ち込むと飛ぶので大変危険。
点滴のスタンドや酸素ボンベ、車椅子等がMRIに吸着されMRIが破壊される事があり、ポケットの文具が飛んでいってしまうので怪我をする危険性もあると。
ですから、MRIの入り口には空港の金属探知機並みの厳しさで金属を持ち込まないかチェックを行っています。
ペースメーカー以外には、 街中で倒れた人に使われるAEDも小型化され埋め込まれる様になったり、 心臓以外では、体内神経刺激装置、骨の成長刺激装置、
インスリンや薬剤の注入装置、 人工内耳と呼ばれる聴覚装置等。また血管内に留置するカテーテルやステント、フィルターや出血を止める金属クリップ、
骨の手術に使う金属部品の一部、歯のブリッジやネジなどの金属は磁性体ではないかどうかを逐一調べる必要があると。
意外なのは、刺青やアートメイク等の皮膚に色をつける染料の中には導電性のある成分を含むものがあり、知らずにMRIを撮って電流が流れて熱を発生し火傷したという報告が多いと。化粧やアイライン、ピアス、ネイル等々全て発熱する危険性があり、落としてから検査が望ましいそう。
他には、絆創膏に薬剤が入っているタイプの傷の保護剤の中にアルミニウム等の成分があり同様に電流が流れて火傷をしたとか、
糖尿病の方の為のインスリンの血糖値測定とインスリン注射を行う装置が熱くなったとか、衣服に織り込まれていた金属繊維の一部に磁性体があり皮膚に触っている部分に火傷を起こしたとか、その様な事故が起こっているそうです。今後は体内に入れても他に作用を及ぼさない機器の開発が望まれるという事なのでしょうか?
「体内医療機器が電気で動いている装置の場合はMRIによる電流の影響は避けられないと思います。ある程度の磁場が生じても耐えられる医療機器が出てきていますが、今度はMRIの磁場が新しい機械は強力になり耐えられないという事例も出てきて・・・いたちごっこです。」

海底ケーブルを利用した海底地震・津波のリアルタイム観測システム開発(満澤 巨彦編) [varied experts]

写真1:釧路沖、初島沖のシステムのパンフレット表紙.JPG写真2:相模湾初島沖シロウリガイ群集.jpg写真3:初島沖深海底総合観測ステーション.jpg
写真4:DONETの海底ケーブル(竹の子サンプル).JPG海の中は電波が使えないので通信には音波を使っています。
ただ、音波は潜水調査船「しんかい6500」と母船との間の水中通話のような伝送容量の比較的少ない通信、あるいは遅延、数秒の時間遅れがあっても我慢できる範囲では使えるのですが、長距離で高速かつ大容量の通信やデータ伝送を行うためには、ケーブルが使われています。海洋観測で使われるケーブルは海底ケーブルも含めて太いもので直径が3~4cm、深海で使われるのは直径2cm位で、それほど太いものではないそうです。
海底ケーブルは、初期、80年代前半位までは同軸ケーブルが使われていました。同軸ケーブルは今でも通信用の電線、例えばテレビアンテナからの引き込み線などに使われています。
その後、光ファイバが使われるようになり、伝送容量や伝送距離などが各段に向上し、海底ケーブルは、インターネットなどの情報ネットワークには欠かせないインフラになっています。
釧路沖では、JAMSTECが開発した「海底地震総合観測システム」が1999年に設置され、地震・津波の観測が行われているそうですがが、初期の頃はビデオカメラを使い海底の映像による観測も行われていたとのこと。
釧路沖の前段階として最初にJAMSTECが開発に取り組んだのは、神奈川県と静岡県に囲まれている相模湾にある初島沖。
初島は静岡県熱海市の10km程沖にある小さな島、さらに7~8km沖には関東大震災時の震源の一部になったと推察されている西相模湾断層があるのです。
断層周辺の海底では、地下から湧出するメタンや硫化水素をエネルギー源として生息しているシロウリガイという特殊な2枚貝が群集を作っています。
シロウリガイ群集が断層の活動と関係している可能性があるので、シロウリガイ群集を含めた長期的な変化を観測するため、ビデオカメラや照明用の水中ライト等を搭載した観測システムを開発。当時は世界で最も深い場所でも調査可能な11000m級の無人探査機「かいこう」が開発され運用が始まった頃。
「かいこう」は世界最深部の10000mの深海底に到達できる様に、約12kmの光と電気の複合ケーブルで深海に潜航し、ケーブルを介して海底の映像や水温などの環境データを取得。そのデータ伝送のしくみを初島沖の海底観測システムに適用したのです。
その後、これらの経験を活かし、より長い海底ケーブルを使い、室戸岬沖や釧路沖に「海底地震総合観測システム」の構築が進みました。
2000年代に入ってからは、海底観測に関してもネットワークという概念を導入することで線的な観測から面的な観測の可能性が検討され、その考えを実現するための基礎実験的なことを初島沖で実施。海底観測ネットワークという新たなシステム開発が進められました。それが、現在、陸上と同じ様に稠密で高精度の観測を南海トラフの紀伊半島から四国の室戸岬沖で実現している「地震・津波観測監視システムDONET」につながるのです。
※尚、写真は JAMSTEC 満澤巨彦氏からお借りしました。
・写真上(左)は釧路沖、初島沖の観測ステムのパンフレット表紙
・写真上(真ん中)は相模湾初島沖のシロウリガイ群集(水深約1170m)
・写真上(右)は相模湾初島沖「深海底総合観測ステーション」
・二段目の写真はDONETで利用されている海底ケーブルのたけのこサンプル(DONETは2016年に完成後、防災科学技術研究所に移管。)

2021.1217 O.A 「これからがワクワクの季節 」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

いよいよ本格的な冬の撮影シーズン突入。ということで、いつもよりも楽しそうな笑顔が印象的な逸見氏。
「冬こそが北海道!寒さが厳しいからこその美しい風景に出会えますから・・」
どの撮影もそうですが、自然が相手ですからまずはロケハンは外せない。
今は太陽の位置を教えてくれるアプリが無料・有料とも出ているのでとても便利と教えてくださいました。
そして、何と言っても寒い冬でも快適に撮影するためには防寒対策が決め手になります。
やはり足と手と頭部、これらをしっかり温めると完璧なのですが・・・・・。いろいろと試した中での今現在のオススメをご紹介いただきました。
まず足。真っ先に限界がくるのが手足の指先です。インナーソックスと足先に貼り付けるカイロは寒さを劇的に改善してくれるそうです。
そのインナーソックスはウエットスーツに使用されている断熱性の高いクロロプレン素材。軽くて通気性もあり、なかなか良さそう。
長靴は車の運転がしやすいかどうかがポイントになるそうです。撮影してすぐ移動ということを考えると厚手のものや重いものは避けているとか。
そして手。これが一番悩ましいそうで、いまだに決定打はないそう。まず手袋をしてスマホが操作できないといけない。逸見氏が愛用しているのはストレッチ・サーモ。
インナーグローブと親指・人差し指のでる手袋、その間に小さいカイロを挟むとより暖か。
「スマホ対応の手袋はたくさん出ているので、店頭で操作して試してみることをお勧めします。」
そして・・・頭部。耳当て付きの超軽量キャップ。コンパクトにたためて便利と、さらに耳当てをするとより完璧!
ということで、最後の写真はその装備をした逸見氏のお写真をアップしてみました。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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