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オンネトー湯の滝ってすごい!(尾山 洋一編) [nature treasure]

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東海大時代に教授の部屋にオンネトーの湯の滝のポスターがあり、そこから研究者への道を考えることになったのですが・・・。
マンガンが作られるのは通常は海底。ところが、オンネトー湯の滝は陸上でそれを見ることができるのです。世界的にも珍しいそうです。
なぜならマンガンを作るバクテリアがそこにいるから。実は、雌阿寒岳や阿寒富士の斜面での降水が地下に浸透し,十数年かけ溶岩の末端から湧出したもの。
泉源と滝の斜面には,光合成によって酸素を放出するシアノバクテリア。この酸素と温泉水中のマンガンイオンを結合するマンガン酸化細菌等の微生物が生息するそうです。
こうした微生物の複合作用により、滝斜面に二酸化マンガンが形成され、年間1トン以上の沈殿物が生成されるのです。(文化財オンラインHPから引用)
この様な場所は日本各地にあるそうですが、オンネトー湯の滝ほどの規模の大きさはここだけ。それだけ貴重で珍しい場所なのだそう。
さて、筑波大の研究員の時には海外の湖沼を研究していました。中国・インドネシア・カンボジアで調査をなさったそうです。
その地域の湖は日本の湖とは違い、魚の量が多く、その色はどちらかというと濁っていたそう。いわゆる植物プランクトンが豊富という事。
日本の湖は透明で美しいというイメージだったので、そこでまずはカルチャーショックを受けたそうです。
湖の価値というのは、その周りの人たちによって違うものと感じたそうです。

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