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2023.1130 O.A 洋楽  [chord 5]

・You Gotta Move / Sam Cooke
・Amazing Grace / Helen Baylor
・There Is No Denying / Helen Baylor
・‘Til My Baby Comes Home / Luther Vandross
・You Are So Beautiful / Billy Preston
~今回の洋楽編。今回はオルガンの名手、Billy Prestonサウンド特集です。
セレクトは洋楽担当のRyo氏。出演は、Ryo氏&midoriでお送りします。
なお、Ryo氏のギターレッスン、インスタアカウントはこちら・・・
https://www.instagram.com/kushiro_guitar_lesson?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D

地層の表面のアイヌ文様は〜special version〜(境 智洋編) [fun science]

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壮大さ伝わりますか?境氏が入っているので、どれだけ巨大な感じか理解していただけると思います。
実はここ、地層の表面にアイヌ文様みたいな非常に美しい模様が見えるのです。
最初に発見した時にはとっても感動したことを覚えています。何度見ても飽きません。
この模様はどうしてできたのでしょう?回答は放送で確認してくださいね。
さて、釧路地方の海岸線、ほぼ網羅してきましたが、ここは実は今まで見る中で一番古いと言っても良いのではないでしょうか。
釧路での汐見層が一番古いとずっと話してきましたが、ここはそのさらに下の部分が出ているのです。
根室層の昆布森層。礫と砂岩泥岩が交互に綺麗に見えます。この場所から根室半島までどんどんさらに古くなって行く一番西の部分にあたるところ。
白亜紀前後と・・・もう頭の中がついていかない。
まだおそらく開拓されていないと思うのですが、アンモナイトとか、白亜紀の貝化石とか、
海獣とか・・・もしかすると発見されるかもしれない、そんな余力を残している場所です。
※音声はこちら・・・

about bec〜special version〜(齊藤 慶輔編) [nature treasure]

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今回は獣医と歯科医と歯科技工士のタッグを組んだお話し。
フランス語でくちばしの意味のbec。ベックは交通事故にあい、上のくちばしがなくなってしまったオジロワシです。
自分で餌を食べることができない。どうにかQOLを少しでもあげることができないかと当初はレジンでくちばしを作ってみたそうです。
日々使うものですから変化もし、動作によっては不都合も生じます。
そんな中相談なさったのが、慶輔獣医がご自身でお世話になっている歯科医。
そこからも挑戦は続き・・・今後もまだまだ続いていくのです。
※音声はこちら・・・

sogo-week [close to you <art編>]

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北海道教育大学附属釧路義務教育学校後期課程では、総合的学習 地域学に力を入れています。
一人一人の生徒が地元釧路がよりよくなるアイデアを考えています。3年間にわたって探求し、検証し、完成系を創り出しました。
初回は釧路再発見、次の年は釧路で活躍している人に注目して色々な人と出会う。そして最後は、自分でまちのためにできることを考えてみる・・・そんな内容です。
その地域学「くしろマスタープラン〜15才の提案〜」の一般公開が行われます。
総合的な学習の時間最終発表会です。一人一人が発表します。全部で70以上。完全申し込み制です。
「自分たちが自分の興味関心の枠組みから貢献できること、アイデアを考え、実際に試してみて、大人から意見をいただき、さらにもう一度試してみて、
そして今回の最終発表なんですよ。」
もしかするとハッとさせられる何かがそこに・・・あるかもしれません。
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地域学「くしろマスタープラン〜15才の提案〜」一般公開
日時:12月11日(月)13:10〜15:10(受付は13:00〜)
会場:北海道教育大学附属釧路義務教育学校
完全申し込み制です。 電話で受付可能です。0154-91-6857

※写真は更科結希氏からお借りしました。

2023.1129 O.A 釧路赤十字病院 内科 古川真氏 [close to you <dr.編>]

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今回は薬のお話し。薬が足りない?薬が足りなくて薬局に行っても1ヶ月の処方箋をもらっても半分しかもらえなかったりということが実際に起こっているそうです。
これは一つの原因ではなく、ある薬は患者さんが増えたから。ある薬は製薬会社で作れなくなったから。海外で作っていたところトラブルがあり、それが届かなくなったり。いくつもの問題が重なったのが原因だということ。古川氏専門の糖尿病の薬でも、リウマチの薬でも、また、抗生物質や抗がん剤でも起こっているそうです。この様な状況はコロナの前から少しあったそうですが、今までにはこんなことはなかったとおっしゃっていました。
単純なことでは、糖尿病の痩せ薬、インクレチン。これが自由診療で使う先生が出てきたので、想定していなかった需要が増えて、実際の糖尿病の患者さんに処方する薬が用意できなくなったり。
次にジェネリック医薬品。単純な構造としてはジェネリック医薬品屋さんが製造工程でやってはいけない行程をとったり、チェック過程をして品質に問題ありのレッテルを貼られ、比較的大きな会社が2社3社と製造中止になったり。さらにそれに追い討ちをかけることも・・・。ただ、製薬会社だけの問題ではなさそうです。
ほかには、海外からの薬の問題。海外の基準でダメになり入れることができなくなったり、海外の審査ではokでも日本の審査ではダメになり入れることができなくなったり。ということで沢山の問題が一度にいろいろなところで噴出してきたと・・・。さらには、ウクライナの問題とか、中国の問題とか原材料の供給が・・おおもとの材料が手に入らないということも急に起こってしまう。
世の中で起こっている様々な問題が、薬というものにしわ寄せがきていると思うとおっしゃっていました。これらは、誰にもどうにもできないところまできてしまっている感じと。ですからすぐに解決する問題ではなさそうです。少しずつ解決する方向性を模索しているそうですが・・・。
薬の見直しも行なっているそうですが、私たち個人でもやってみる必要がありそうです。「ご自分でも自分で飲んでいる薬は何なんだろうとか、興味関心を持って欲しいかな?飲む薬が10種類を超えてきたら、かかりつけ薬局を作って、相談してみたら良いかもしれません。病院は沢山行くところがあったしても薬局は一つにすると、薬の管理ができると思います。」

名付けてk2 project ?(中嶋 均編) [varied experts]

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「牡蠣って植物ブランクトンの珪藻のどの種類を食べているのか?」
「厚岸湖と厚岸湾でのプランクトンの違い、そこでも何を食べているのか?」
という質問を中嶋氏からもらい相談したのが、いつもfun scienceでお世話になっている黒田寛氏。
彼は他の研究者にも声をかけてくださって、とりあえず顔合わせを・・・と思っていた私。
初回から4人のプレゼンテーションでスタート。
「あれ?おおごとになってきた」というのが率直な感想です。
珪藻の種類がものすごく多いということと、そう簡単には物事を考えることができないということ。
なぜなら、そこにある現実は様々な要素が絡み合って最終的に生み出された結果であるから。
1回目からすでにわかったことは、厚岸湾と厚岸湖では珪藻の種類が違うということ。
そこに関わるアマモの存在も何かありそう。厚岸湖でも場所によって季節によって変化するということ。
海の海流の流れもそこにはもちろん影響を与えているということ。
ただ、厚岸湖は非常に稀に見る素晴らしい条件が重なっているということは事実のようです。
今後はどうこれを発展させていくのか?立ち返っての目的、そして最終ゴールを考えるという宿題付きで3時間以上にわたる密度の濃い時間を終えたのでした。

2023.1124 O.A 「ケロケロだけじゃない・・・」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

「裏庭で何かの鳴き声がして、最初は鳥かなと思ったのですが、結局、カエルであることが判明し、聞いたことがない鳴き声なので、なんという種類のカエルか探してみました。すると、オーストラリアに「フロッグID(FrogID)」というスマホのアプリがあることを知ったのです。」
・・・ということで今回はカエルのお話しです。
録音したカエルの鳴き声をデータベースと突き合わせることで、種類が分かるというアプリ。 アプリの開発は2017年11月から始まったそうで、今年で6年目。一般市民が自宅の近くで録音したカエルの鳴き声をアップすることもできるそうです。これによって、どの種類のカエルがどの地域にどれくらい分布して生息しているかが分かるということ。
科学者にとっては、データベースにアップされたカエルの鳴き声でどの種類のカエルがどの季節にどこに生息しているかを知ることができ、さまざまなカエルの種が環境の変化にどのように反応しているかをさらに詳しく知ることができるのです。市民も研究に一役買うことができる?というわけ?
実はオーストラリアには247種類のカエルがいるそうですが、このアプリのデータベースはこの85%に相当する207種のカエルの鳴き声が録音されているそうです。データの数は全部で約48万4000件。フロッグIDのアプリからダウンロードしたオーストラリアの代表的なカエルの鳴き声と、ちょっと変わった鳴き声を録音してみました。ということで送っていただいた音源、え〜これがカエル?といった変わった鳴き声が聞こえてきました。
ちなみに日本には48種、世界には6,579種種のカエルがいるそうです。 世界的にカエルの種類は減少傾向にあるそうです。
フロッグIDのアプリにアジアやアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界中からデータをアップできるようになれば、カエルの生態と環境の関係、ひいては環境の変化についてもっともよく知ることができるようになるのではないでしょうか?と鈴木氏。確かにそうですね。カエルと環境問題に関しては関連性があるという話を以前耳にしたことがあります。世界中でこんなことができたら素敵ですね。実現できたら良いのに・・・。
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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2023.1123 O.A 邦楽 [chord 5]

・メロディ (Melody) / サザンオールスターズ
・海 / サザンオールスターズ
・Oh!クラウディア / サザンオールスターズ
・慕情 / サザンオールスターズ
・Ya Ya (あの時代を忘れない) / サザンオールスターズ
・シャ・ラ・ラ / サザンオールスターズ
~今回は邦楽一般。サザンオールスターズ Ballad特集です。
セレクトは村田氏。今回の出演は、村田氏とmidoriでお送りします。

道東赤潮から2年が経過:最近の研究の進捗(黒田 寛編) [fun science]

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道東の沿岸で前代未聞の大規模赤潮が発生して早2年が経過。ウニを中心とした漁業被害は90億円以上とか・・・。赤潮の優占種は「カレニア・セリフォルミス」その赤潮が発生したのは2021年秋の道東が日本で初めてでした。今年10月、一つの論文が学術誌に掲載され、今回はその概要を説明していただきました。
「この研究は私のグループの谷内さんという植物プランクトンを専門とする女性研究者が主体的に取り組み、私は研究の方向性を整理して論文化する際のサポート役として参加。今後、道東赤潮の教科書になるような研究だと考えています。」この研究では2015年10月に開始した道東大陸棚域の調査船による観測データを解析。この論文での主な解析の方針は非常に単純で、2015年~2020年10月の状態と、赤潮が発生した2021年10月の状態を比較し、統計的に有意な差があるかどうかを整理。まずは、水深10mから得られた植物プランクトンの種組成データを解析すると、2021年10月はカレニア属が優占する海になっていたことがわかったそうです。それに加えてわかったことは、カレニア属はすでに赤潮発生前年の2020年10月にもかなり僅かながら道東域に分布していたこと。現時点ではカレニア属という大雑把な分類なので、カレニア・セリフォルミスあるいはカレニア・ミキモトイ等かどうかまでは特定できないと。ただ、現在、遺伝子解析を進めているので、今後2020年10月に見つかったカレニア属がカレニア・セリフォルミスかどうかまで特定できる見込みとの事。
次に、海面下10mから得られた植物プランクトンの色素(クロロフィルa)濃度を2015-2020年と2021年10月で比較。海域全体で、2021年10月のクロロフィルa濃度が2.3倍濃度が高かったことが判明。2021年秋の道東沿岸の波打ち際は濃い黄褐色だったので、平年値よりも明らかに大きなクロロフィルa濃度と認識されているそうですが、道東の大陸棚域全体で平均すると、平年値よりも2.3倍程度の差があったということです。
さらに植物プランクトンが光合成に使う栄養、この濃度を比較。海面下10mから得られた栄養塩、具体的には、硝酸塩・リン酸塩・ケイ酸塩の3種類の栄養塩濃度を道東の大陸棚域全体で平均すると、硝酸塩とリン酸塩については、2015~2020年10月と2021年の間に差はなかったそう。一方、ケイ酸塩という栄養塩には顕著な差があり、2021年10月がその他の年よりもたくさん余っていたそうです。つまり、カレニア属は渦鞭毛藻という種類の植物プランクトンで、通常年の秋の道東沿岸では、珪藻という別の種類の植物プランクトンが優占。珪藻はガラス質の殻をもつ植物プランクトンで、ガラス質の殻を作るためにはケイ酸塩という栄養塩が必要になります。しかし2021年10月はこのケイ酸塩が余っていたそうで、それはケイ酸塩を使う珪藻が劇的に減っていたことが原因だったそう。珪藻にも色々種類があるので非常に雑な言い方では、通常よりも2桁少なかったそうです。要するに、本来の道東海域「珪藻の海」が、2021年は「カレニア属の海」にかわり、非常に小型の植物プランクトン(ピコ植物プランクトン)にまで影響が及んでいたとおっしゃっていました。さらにより詳しくデータを解析すると、2021年10月、場所によっては、硝酸塩やリン酸塩(栄養)が完全に枯渇していないにも関わらず、珪藻やピコ植物プランクトンの数が少ないことが判明。「まだ、仮説の段階ですが、二つの可能性を考えています。一つはカレニア属がピコ植物を食べているのではないか?という可能性。カレニア属は植物プランクトンですが、混合栄養といい、光合成もするけど、動物プランクトンのように小型の植物プランクトンを食べる可能性があり、カレニア・セリフォルミスについては未だ賛否両論ありますが、この可能性が捨てきれない・・・。
もう一つの可能性。アレロパシーといって、カレニア属が何らかの化学物質を出すことにより、他の植物プランクトンの増殖を抑制している可能性があるという事。実際に培養実験を行って確かめてもらっているところですが、アレロパシーは十分にありうる可能性だというのが私の印象です。」
いずれにしても、この研究を実施したことで、想定外の、むしろわからないことが増えてしまったそうです。それらを明らかにするための芋づるをまた新たに引っ張り始めているという状況が現在とのことでした。
※写真は黒田寛氏にお借りした資料です。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/6JSdidkDku62GKuhAAFIkv

JICAで研修員と九州へ・・・(照井 滋晴編) [nature treasure]

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長期出張のため、収録時現在は九州、熊本からの電話収録となりました。開発途上国への国際協力を行う組織JICAのが主催する研修にスタッフとして参加しているから。海外から日本に来ている研修員を引き連れて国内のいたるところで研修をしているのです。 照井氏の参加している研修のテーマは「湿地生態系における自然を活用した社会課題の解決」要するに、釧路湿原などの湿地を含む自然環境の持っている色々な機能を生かして気候変動対策や防災減災対策、生物多様性の保全などの社会的課題の解決に取り組みましょうということ。 多様な動植物が生息・生育している釧路湿原は、実は様々な機能を持っていて、私たちの生活を支えてくれています。 湿原に生える様々な植物は光合成をするので温室効果ガスである二酸化炭素を吸収して酸素を出してくれます。また、釧路湿原は冷涼な環境なので植物が枯れた後もなかなか分解されず積みあがっていきます。つまり、植物が体に蓄えた(温室効果ガスになる)炭素を空気中に放出せずにそのまま蓄えてくれるということ。これらの機能は、社会的な課題である温暖化の抑制、要するに気候変動対策に繋がるのです。また、釧路湿原はたいへん高い保水力を持っているので、大雨が降っても一時的に雨水をため込み、一気に下流へ流れ出すことを防いでいます。これは、湿原の持つ防災減災の一つの機能。
熊本県を含む九州各地では、近年、気候変動の影響と考えられる豪雨災害が頻発しています。 2020年には7月3日〜4日にかけて時間雨量30mmを超える激しい雨が降り続き、この豪雨により球磨川という河川流域では甚大な災害が発生。人々の生活に大きな爪痕を残し、3年たった今も復興工事が続いているところもあるそうです。そのような背景から、熊本県では近年「緑の流域治水」という新しい考え方で防災減災対策に取り組んでいると・・・。
「流域治水」ですが、 これまで日本では雨が降った場合、できるだけ早く河川の本流に水を集めて下流に流してしまおうという治水対策を行ってきました。近年は気候変動の影響もあり、一度に降る雨の量が増加する傾向に。これまでに整備していた河川堤防で想定していた流量を越え、堤防を越えて市街地に溢れて洪水被害をもたらすようになってきました。 そのため、今までのように河川区域に堤防やダムを建設したりするだけの対策ではなく、雨水が河川に流入する集水域から河川の氾濫によって浸水が想定される氾濫域も含めた流域全体で治水をしようという考えが「流域治水」。 熊本県では、この対策に環境的な視点を組み込み、環境保全にもつながる「緑の流域治水」という考えのもと、様々な取り組みを行っているそう。大雨が降った際にその水が一気に河川に流れ込まないように、水を貯留できるような環境を作る活動を行っている高校にお邪魔し、その様子を見学させていただいたそう。学校の校内に雨水を一時的にためることのできる環境を一から手作業で作る取り組みをしていたと。 緑のある庭園のようなものです。 そのような環境を「雨庭」といいます。 地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく一時的に貯留させ、ゆっくりと地中に浸透させる構造を持っている緑を植栽した空間。 アスファルトなどに覆われた都市部では、地上に降った雨はほとんど地中に浸み込むことなく排水されていきます。そして、排水路を通った水は一気に集まり、排水能力を上回ると洪水を引き起こしてしまいます。 この「雨庭」を高校生たちが「緑の流域治水」や雨水の浸透について県内の大学の専門家とのワークショップを通して学び、自分たちで雨庭をつくる場所の選定やデザインを考えて校内に作っていたとおっしゃっていました。 高校生たちが作った雨庭には、降雨時に高校の屋上から排水される水をそのまま排水路に流さず、雨庭に流れ込むようにしたそう。効果を検証する実験を行った結果、2020年の豪雨災害の際と同等の雨が降っても、その水を貯留し、ゆっくり排出できる能力があることが分かったそうです。
また、 高校生たちは、現在「庭」を作ることができないような地域の民間企業の施設にプランター型雨庭を制作・設置する取組みも行っていて、民間企業、高校、専門家、行政などが協力体制を組み治水対策に取り組んでいるそうです。「 私たちの場合は、すぐそばにあたりまえの様に日本一の湿原があり、湿原が雨水を一時的に貯留してくれ、私たちの生活を守ってくれていることもあたりまえのように感じてしまっているところがありますよね。」
※写真は照井滋晴氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/1mOR0eIITWIdSTFWtnVcEx