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デューラーのデッサンの・・・(武束 祥子編) [varied experts]

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金曜日5週目は「かってにアート」と題して、作品の鑑賞の仕方の一つとして、もしくはこんな見方もあったのね・・・と思っていただけるような
美術に興味を持っていただける方が1人でも増えてくれたら良いなという思いを込めて、お送りしています。今回はデューラー。
自画像の手と枕の作品。その裏に描かれた枕の6形態。
「おそらく光と陰の研究をしていたのかな?と思ったのですが・・・それだけではなかったんです。」と武束氏。
実はそれぞれに人の顔(横顔)と思しきものが見えるではありませんか!!!
レオナルド・ダ・ヴィンチと同世代に生きた彼。もしかすると交流もあったかもしれない。
ですから日々見ているものにも人の形や顔に見えるものがあるという話をしていたのかもしれません・・(あくまで想像でしかありませんが)。
彼の山の風景画の中の岩にも顔が見えるのです。
「おそらく意図的にやったものだと私は思います。」
メランコリアという有名な作品。解釈をめぐって未だ論争が続いているとても有名な作品があります。
今回のお話しは、そこに描かれている一箇所もシミが顔に見えない?ということです。
現代では解釈を観賞者に委ねるものが多いのですが、その先駆けではないかと。
15世紀にこんな遊びごころが描かれていると思うとすごいことですよね。
もちろん、うさぎのデッサンの様に最高に上手で、素晴らしいテクニックや観察眼を持った人であることは推して知るべしなのですが・・・。

2023.0630 O.A 「ふぐ食べてきたよ〜」 [varied stories]

田伏伸次さん(レコーディングスタジオクーパー代表)
https://studio-cooper.jp/

今回はふぐのお話し。あまり口にすることがない方が多いのかな?と思いますが、関西では1年に1度くらいは食べるちょっと贅沢な食べ物という感じと。
うなぎや蟹やすき焼きといった感じの様です。よくてっちりという言葉を聞きますが、これはふぐの鍋。
かつてふぐはいつあたるかわからないので鉄砲と言われていたそうです。
そこで鉄砲のちり鍋からてっちりへと変化したとか・・・。ですから刺身はてっさ。
これがメインの様です。でも他には焼きふぐ、白子、唐揚げ、ヒレ酒と楽しみ方は色々。
食感がなんといっても良いとおっしゃっていました。鍋にはふぐの出汁がでてこれも美味。
最近ではバリエーションも豊富の様です。「最後は雑炊でしめる。似ても焼いてもプリッとしていて最高ですよ〜。」
お話しを伺っているうちにお腹がどんどん空いていく感じです。
天然ものはとても手が出る感じではないそうですが、最近では養殖が増えて、食する機会も増えてきたのかもしれません。
「そうそう、皮の湯引きを千切りにしてポン酢で食べる・・お酒に最高です。」とpopo氏。
今年の夏は暑くなりそうな大阪。すでに30度を超える日もあり、いつもの年よりも夏が早いかも?と感じるそうです。
もしかすると全国的な夏の速さと暑さになるのかも・・・。
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
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2023.0629 O.A BAND [chord 5]

・Move Over / Janis Joplin
・Cry Baby / Janis Joplin
・A Woman Left Lonely / Janis Joplin
・Half Moon / Janis Joplin
・Me And Bobby McGee / Janis Joplin
・Trust Me / Janis Joplin
~今回はバンド編です。JANIS JOPLIN特集です。
セレクトは河口氏。出演は、河口氏&midoriでお送りします。

ローソク岩ふたたび!〜special version〜おまけ〜(境 智洋編) [fun science]

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取材中に出会った昆布漁師のtoshimiさん。
昆布をチェックして歩いていたそうです。(後にお話しを聞いて何をやっていたかが判明)
冬窓床で生まれ20年以上住んでいたそう。その昔は、冬窓床は炭鉱だったそうで、採った炭を船で運んでいたそうです。
彼は学校は跡永賀に通っていたと。当時は砂浜を歩いて移動できたそうです。
「現在は侵食がすごいよね。ローソク岩も以前長靴でいけたんだよ。海が広くなったというか、砂浜がなくなったね。」
27歳から67歳の現在まで昆布漁師をなさっているとのことで昆布のことを教えていただきました。
この辺りはナガ昆布。他にはとろろ昆布、ギンナンソウ、マツモ、フノリ等々食べるものはたくさん。
スジメ、オニワカメは邪魔者で、それを駆除することもするそうです。
そんな努力があってこその昆布の成長。ただ、私の目にはどれも茶色の昆布に見えました。
専門用語がたくさん出てきて、何度も聞き直してのお話。そしてtoshimiさんを追いかけながらのインタビュー。
帰ってきての疲れはやっぱりこれ?と思いつつ、面白くてためになるお話しは最高でした。
toshimiさん、ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

ローソク岩ふたたび!〜special version〜(境 智洋編) [fun science]

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やはりいつ見ても圧巻な場所です。
中国の山々みたいでもあるし、グランドキャニオンの様でもある・・・・・。
ほぼ見えているのは汐見層。
今から6000万年前~4000万年くらい前の地形を一瞬に見ている感じ。とても不思議な感覚にとらわれます。
周りを見渡すと昆布が飴色でキラキラ光ってこちらも綺麗。
まるで昆布の絨毯みたいでアーティスティック。
海藻の種類は一体どれほどあるのでしょうか?
貝たちもどれくらいいるのでしょうか?
その筋の専門家と一緒に同じ場所を訪ねたら面白そうと境氏とともに話していました。
※音声はこちら・・・

新しいスタッフ入りました!〜special version〜(齊藤 慶輔編) [nature treasure]

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今回は今年2023年4月にあたらに加わったスタッフ3人の中からお一人、清水萌花氏とともにスタジオにいらした慶輔獣医。
実は今までにも社会経験のあるスタッフを迎え入れたことはあるそうですが、今回は3人全てがそのような方。
それには色々な思いがあるみたいです。
これからの猛禽類医学研究所の在り方、向いていく方向等々考えての採用とのこと。
元気一杯の清水氏は大学を卒業後も色々なことを経験なさったそうです。
今考えると昔からこの方向に進みたいと思っていたとおっしゃるように、自然に今の仕事に導かれたのかなと感じました。
これから色々なことにチャレンジできる、楽しみなことがたくさんある。フレッシュな思いに頼もしさを感じたお話しでした。
※音声はこちら・・・


describe unseen sounds [close to you <art編>]

1竹岡羊子《Carnaval le Nice》.jpg2片岡球子《阿波風景》.jpg3渡会純价《On Stage(E)》.jpg4久保守《花模様の椅子など》.jpg
見えない音を描いた作品の数々。作品から伝わる音を楽しむ・・そんな展覧会です。
展示作品の中から数点ご紹介いただきました。まず、竹岡羊子「Carnaval le Nice」
南仏ニースの春のカーニバル風景。使われている色は春先の淡いカラフルな感じですが、それだけではない何かも感じる作品と耳塚氏。まだ寒さの残る春先の雰囲気や、カーニバルが終わったあとの静けささえも感じ取ることができると。
次に片岡球子の「阿波風景」。片岡球子というと、大胆な色と筆使いのイメージをお持ちの方が多いと思うのですが、この作品は人物がメイン。お囃子や太鼓、掛け声、賑やかな活気溢れる雰囲気が感じられます。着物にも背景の風景も中にも渦潮が描かれていとところもチェック。
渡会純价の「On Stage(E)」まさにオーケストラの音が聞こえてきそうです。基本使われている色は黒。そこに赤や黄色、白等の差し色が使われていて、それがさらに作品に動きを与えています。
そして、久保守の「花模様の椅子など」。全体にブルーのイメージです。ここに描かれている楽器はギター。でも人はいません。おそらく直前まで音が奏でられていたのでは?と思ってしまうと耳塚氏はおっしゃっていました。ブルーを使っているのに冷たさはあまり感じられず、温かみを感じる作品です。
作品を観る人の五感を刺激する・・・イメージを膨らませてくれる作品がたくさん展示されています。
「音を美術として表現した絵画や立体作品。華やかに着飾り楽しむ人々。音楽を演奏する人々。そこから聞こえてくる活気ある音や美しいメロディ。音を見える形に具現化した作品を通して目と耳の感覚の関係を考えることを提案したいです。」
・竹岡羊子《Carnaval le Nice》1974(昭和49)年 札幌芸術の森美術館蔵・片岡球子《阿波風景》1963(昭和38)年 北海道立近代美術館蔵
・渡会純价《On Stage(E)》1980(昭和55)年 札幌芸術の森美術館蔵・久保守《花模様の椅子など》1962(昭和37)年 北海道立近代美術館蔵
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※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(見えない音を描くは8/20まで北海道立帯広美術館で開催中です。)

2023.0628 O.A 市立釧路総合病院 放射線診断・IVR科 曽山武士氏&臨床工学技士 岡田敬氏~1 [close to you <dr.編>]

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今回は仕事も一緒、趣味もかなり一緒というお二人にご登場いただきました。
曽山氏曰く「臨床工学技士は社会的に認知度の高い職種ではありませんが、高度な医療機器を扱うことができ、急性期病院に無くてはならない職種です。岡田くんは私の専門であるIVRでも大活躍してくれておりますので、彼の話をたっぷり聞いて欲しいです。
あと、岡田くんも私も釣りとロックが好きです(だから仲が良いです)。」とメールをいただきました。
まずは臨床工学技士について。臨床工学技士はメディカルスタッフの一職。
現在の医療に不可欠な医療機器のスペシャリスト今後益々増大する医療機器の安全確保と有効性維持の担い手としてチーム医療に貢献する仕事です。臨床工学技士は医療機器の専門医療職。病院内で、医師・看護師や各種の医療技術者とチームを組んで生命維持装置の操作などを担当。
また、医療機器が何時でも安心して使用できるように保守・点検を行い、安全性確保と有効性維持に貢献しているとのこと。
守備範囲も広く、呼吸治療、人工心肺、血液浄化、手術室、集中治療、新血管カテーテル、高気圧酸素、ペースメーカ・ICD、医療機器管理等々の業務があるそうです。ですから専門分野に特化するカタチでそれぞれが切磋琢磨している感じです。
「今回、曽山先生と貴重なFMラジオに出演依頼ありがとうございます。
臨床工学技士は知名度がまだまだ低い職業なので少しでもこんな職業があるんだと思って頂ければと幸いです。
曽山先生とは、IVRの仕事を一緒にさせていただいており、日々勉強の毎日です。
道東でIVRができる施設は重要な事で、そのような仕事を曽山先生と一緒にさせていただいて大変光栄な事です。」そんなメッセージを岡田氏からいただきました。

カキえもんヒストリー(中嶋 均編) [varied experts]

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今回はカキえもんについて・・・。
昭和58年・59年と地蒔き養殖場の牡蠣大量斃死により厚岸の環境で育つ種が欲しいとなり誕生したカキえもん。
寒い夏が続き、牡蠣が育たなかったために起こった現象のようです。
そこで、人工種苗に着手することになりました。中嶋氏はオーストラリア タスマニアに研修に行かれたそうです。アメリカやオーストラリアは人工種苗が盛んに行われていたそうです。日本は宮城という大産地があるので、そこに依存している状況だったのです。
厚岸に種苗センターができたのは日本初のこと。ブランド牡蠣にしたのも厚岸が初。
カキえもんはシングルシード方式で育てられています。0.35mmくらいになると牡蠣は他のものについて育つそうです。そしてそれくらいに育ったものをバスケットに入れて干潟に移動します。より自然に近い形で育った牡蠣が美味しくないわけがありません。
牡蠣は本来そのような場所が好きなのだそう。ずっと水の中にいるのとは訳が違うのです。やはり美味しいものは手間暇をかけないと・・・と中嶋氏。
はじめはシングルシードと呼ばれていた牡蠣に名前が付きます。全国から応募し4400くらいの候補があがりました。
子どもから大人、国民に親しみのある「ドラえもん」全国的な人気で誰からも愛されていること。そして、高級陶磁器 有田焼の「柿右衛門」のように美しく豊かな姿を持ったカキの高級品ということで名前が決まったのです。
※写真は中嶋均氏からお借りしました。

2023.0623 O.A 焼き鳥ともんじゃ焼 [varied stories]

菊田真寛さん(会社役員)

今日は、東京で美味しいもののご紹介。東京には和食・洋食・中華の有名料理店、高級料理店、また、世界の料理店等ありとあらゆる分野の美味しいお店や料理がありますが、知る人ぞ知る焼き鳥。そして、彼が釧路から東京に出て4回目か5回目に食べて美味しいと思ったもんじゃについてのお話しです。
大相撲五月場所を観戦してきた菊田氏。お相撲を見ながら食した「国技館やきとり」実は国技館の地下で製造されているそう。相撲観戦の名物グルメ、必須アイテム。「国技館焼き鳥」とは、大相撲が開催されるときに、販売される焼き鳥のこと。ビールには最高のお供で相撲観戦にはビールと、日本酒の大関と、国技館やきとりが最高と。冷めても、すごく美味しい焼き鳥だそうです。相撲と焼き鳥は関係あるのでしょうか?諸説ある一つは、相撲は土俵からでてしまう、手を土俵に付いてしまうと負けとなってしまいます。でも、鶏だと二本足だから手をつけないことから、縁起担ぎとして焼き鳥が販売され始めたと言われているとか。歴史の長い相撲には縁起担ぎは大切だったのでしょう。焼き鳥の中身はとてもシンプル。ただ、作った後すぐに冷却するのがミソ。すぐに箱に入れると、串の持ち手がべとべとになってしまいますが冷却することで、そのべとべとがなくなると・・・。実際にそうだったみたいです。「冷めても美味しい」「こだわりのタレ」「箱入り」の相撲観戦のための3拍子そろい踏みのグルメ、アイテム。
続いて、「もんじゃ焼き」やはり、ビールともんじゃ焼きの相性は、ぴったりと菊田氏。もんじゃ焼きを食べながらのビールは最高とおっしゃっていました。もんじゃ焼きは東京発祥。東京都もHPでもんじゃ焼きを紹介しているそう。、東京都の月島には「月島もんじゃストリート」があり、80店以上のお店があるそうです。粉ものの一つですが、小麦粉を水溶きして、鉄板の上に流して焼く料理。お好み焼きに似ていますが、生地がゆるくて、ソースなどの調味料や具材を一緒に混ぜ込んでいるので、加熱後、鉄板の上で糊上で固まらないのが特徴。特製のへらで押さえつけながら食べます。
「歴史を紐解くと、江戸時代末期、関東の下町の駄菓子屋さんで手ごろなおやつとして関西のお好み焼きを子供向けにお店で作って販売しようとして、だしを入れすぎて失敗したところから始まったと言われているそうです。」小麦粉を水で溶いてた生地で鉄板に文字を書いて遊んだりしていたことから、「文字焼き」と呼ばれて、文字が、もんじと転じて「もんじゃ」へ変化したと言われているそうです。
焼き方は、具材を先に少ししんなりとするまで炒め、具材を中央に集めてから、へらで真ん中に穴をあけドーナッツ状になるように土手を作って生地を流し込み、程よく焼けてきたらへらで混ぜて薄くのばし、焼き目が軽く焦げがついてきたら完成。小さなへらで押さえつけながら・・・
熱いので「ふーふー」して食べる。これが最高!ビールとの相性が抜群と菊田氏。具材もえびや牡蠣、アナゴ等々様々。いろいろ具材を入れるメニューも豊富で東京ならではのローカルフードですね。
※写真は菊田真寛氏からお借りしました。
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