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名付けてk2 project ?(中嶋 均編) [varied experts]

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「牡蠣って植物ブランクトンの珪藻のどの種類を食べているのか?」
「厚岸湖と厚岸湾でのプランクトンの違い、そこでも何を食べているのか?」
という質問を中嶋氏からもらい相談したのが、いつもfun scienceでお世話になっている黒田寛氏。
彼は他の研究者にも声をかけてくださって、とりあえず顔合わせを・・・と思っていた私。
初回から4人のプレゼンテーションでスタート。
「あれ?おおごとになってきた」というのが率直な感想です。
珪藻の種類がものすごく多いということと、そう簡単には物事を考えることができないということ。
なぜなら、そこにある現実は様々な要素が絡み合って最終的に生み出された結果であるから。
1回目からすでにわかったことは、厚岸湾と厚岸湖では珪藻の種類が違うということ。
そこに関わるアマモの存在も何かありそう。厚岸湖でも場所によって季節によって変化するということ。
海の海流の流れもそこにはもちろん影響を与えているということ。
ただ、厚岸湖は非常に稀に見る素晴らしい条件が重なっているということは事実のようです。
今後はどうこれを発展させていくのか?立ち返っての目的、そして最終ゴールを考えるという宿題付きで3時間以上にわたる密度の濃い時間を終えたのでした。

2023.1124 O.A 「ケロケロだけじゃない・・・」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

「裏庭で何かの鳴き声がして、最初は鳥かなと思ったのですが、結局、カエルであることが判明し、聞いたことがない鳴き声なので、なんという種類のカエルか探してみました。すると、オーストラリアに「フロッグID(FrogID)」というスマホのアプリがあることを知ったのです。」
・・・ということで今回はカエルのお話しです。
録音したカエルの鳴き声をデータベースと突き合わせることで、種類が分かるというアプリ。 アプリの開発は2017年11月から始まったそうで、今年で6年目。一般市民が自宅の近くで録音したカエルの鳴き声をアップすることもできるそうです。これによって、どの種類のカエルがどの地域にどれくらい分布して生息しているかが分かるということ。
科学者にとっては、データベースにアップされたカエルの鳴き声でどの種類のカエルがどの季節にどこに生息しているかを知ることができ、さまざまなカエルの種が環境の変化にどのように反応しているかをさらに詳しく知ることができるのです。市民も研究に一役買うことができる?というわけ?
実はオーストラリアには247種類のカエルがいるそうですが、このアプリのデータベースはこの85%に相当する207種のカエルの鳴き声が録音されているそうです。データの数は全部で約48万4000件。フロッグIDのアプリからダウンロードしたオーストラリアの代表的なカエルの鳴き声と、ちょっと変わった鳴き声を録音してみました。ということで送っていただいた音源、え〜これがカエル?といった変わった鳴き声が聞こえてきました。
ちなみに日本には48種、世界には6,579種種のカエルがいるそうです。 世界的にカエルの種類は減少傾向にあるそうです。
フロッグIDのアプリにアジアやアメリカ、ヨーロッパ、アフリカなど世界中からデータをアップできるようになれば、カエルの生態と環境の関係、ひいては環境の変化についてもっともよく知ることができるようになるのではないでしょうか?と鈴木氏。確かにそうですね。カエルと環境問題に関しては関連性があるという話を以前耳にしたことがあります。世界中でこんなことができたら素敵ですね。実現できたら良いのに・・・。
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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