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井戸を掘りたくなりました(中山 雅茂編) [fun science]

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雪解けが終わり、もう春なので、氷はひと段落・・・と思ったら「今度は井戸が掘りたくなったんです〜」と中山氏。
色々な場所で起きた地震では、飲み水はどうにかなったけれど、生活用水が足りない・・という話をよく耳にしました。
「とにかくまず井戸が掘りたくなったんです。そこで色々調べていると普段は使わないけれど、ないよりはあった方が良いと思ったんです。井戸と地震というキーワードが頭の中でぐるぐるして。。。」
凍結深、どのくらいの深さまで凍るのかというのがあるそうですが、逆を言うと家を建てる時にどのくらいの深さまで凍る地域だから基礎をどれくらいの深さまで掘っておきなさいというのが指定されているそうです。それを調べると、札幌は60cm、旭川80cm、釧路は100cm。
さて、釧路の井戸で有名なのは、しゃも寅の井戸。釧路市浦見の住宅街一角にある自然湧水している自噴井戸。かつては飲料水や酒の良質な醸造用水にも利用されていたようですが、現在は飲用はできません。
どうして井戸を掘りたくなったのか?ようやくお聞きできました。大学の建物の裏側に大きな広場があります。
かつて、市民運動会をやっていた場所。今は湿地みたいな感じで水が溜まっているそうです。大昔はそこに小川があったという話を聞いたこともあるそうですが・・・。そこを使うにはまず、水を抜くしかないだろうと、だから井戸を掘ろうと・・・考えたのです。
周りで菜園を作って、何かあった時にはここで水が得られる・・という場所にしておいたら良いのでは?と思ったそうです。そこで、井戸を掘る方法をYouTubeで見たりしたそう。「農家さんが簡易的にポンプで水を地面に向かってかける。高圧の水を噴射させながら下に送り込んで行く。その勢いで抉られて行く。それを下に下に進めるという方法で井戸を掘ることがあるらしく・・・だから井戸を掘りたいことが先なんです。」
「理科ってそういう世界なんです。これ面白そうとか、これなんでだろうと思ったら進んでみる。そこで考えているうちに色々と調べると、やっぱり井戸があった方が災害の時に良いなと思いだし調べているのです。」果たしてこのプロジェクトは実現するのでしょうか・・・。

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