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2024.0502 O.A Ryo編 [chord 5]

・You Better Move On / Arthur Alexander
・Steal Away / Jimmy Hughes
・Land of 1000 Dances / Wilson Pickett
・Tell Mama / Etta James
・Don’t Get Hooked On Me / Mac Davis
・There’s No Getting Over Me / Ronnie Milsap
・Patches / Clarence Carter
・I’d Rather Be an Old Man's Sweetheart (Than a Young Man's Fool) / Candi Staton
~今回は、1959年設立FAME Studioの音楽。音楽の掘り下げ方について・・・
セレクトはRyo氏。出演は、Ryo氏&midoriでお送りします。
なお、Ryo氏のギターレッスン、インスタアカウントはこちら・・・
https://www.instagram.com/kushiro_guitar_lesson?igshid=OGQ5ZDc2ODk2ZA%3D%3D

井戸を掘りたくなりました(中山 雅茂編) [fun science]

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雪解けが終わり、もう春なので、氷はひと段落・・・と思ったら「今度は井戸が掘りたくなったんです〜」と中山氏。
色々な場所で起きた地震では、飲み水はどうにかなったけれど、生活用水が足りない・・という話をよく耳にしました。
「とにかくまず井戸が掘りたくなったんです。そこで色々調べていると普段は使わないけれど、ないよりはあった方が良いと思ったんです。井戸と地震というキーワードが頭の中でぐるぐるして。。。」
凍結深、どのくらいの深さまで凍るのかというのがあるそうですが、逆を言うと家を建てる時にどのくらいの深さまで凍る地域だから基礎をどれくらいの深さまで掘っておきなさいというのが指定されているそうです。それを調べると、札幌は60cm、旭川80cm、釧路は100cm。
さて、釧路の井戸で有名なのは、しゃも寅の井戸。釧路市浦見の住宅街一角にある自然湧水している自噴井戸。かつては飲料水や酒の良質な醸造用水にも利用されていたようですが、現在は飲用はできません。
どうして井戸を掘りたくなったのか?ようやくお聞きできました。大学の建物の裏側に大きな広場があります。
かつて、市民運動会をやっていた場所。今は湿地みたいな感じで水が溜まっているそうです。大昔はそこに小川があったという話を聞いたこともあるそうですが・・・。そこを使うにはまず、水を抜くしかないだろうと、だから井戸を掘ろうと・・・考えたのです。
周りで菜園を作って、何かあった時にはここで水が得られる・・という場所にしておいたら良いのでは?と思ったそうです。そこで、井戸を掘る方法をYouTubeで見たりしたそう。「農家さんが簡易的にポンプで水を地面に向かってかける。高圧の水を噴射させながら下に送り込んで行く。その勢いで抉られて行く。それを下に下に進めるという方法で井戸を掘ることがあるらしく・・・だから井戸を掘りたいことが先なんです。」
「理科ってそういう世界なんです。これ面白そうとか、これなんでだろうと思ったら進んでみる。そこで考えているうちに色々と調べると、やっぱり井戸があった方が災害の時に良いなと思いだし調べているのです。」果たしてこのプロジェクトは実現するのでしょうか・・・。

マリモと生育地の精密調査~2(尾山 洋一編) [nature treasure]

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「今、分かっているだけでも、水温の変化(温暖化)がマリモの生育にとって良くないのではないかと言えるのだから、当然、他の要因は無いのか?といった疑問が出てきます。そこで、マリモに影響を与えるあらゆる環境要因を詳しく調べて、現状を把握しないと効果的な対策が打てないということになったのです。」
あらゆる環境要因と言うのは、例えば、光環境だとか、水質だとか、湖底の泥の状態等々。
光はマリモが光合成で生長するのに必要、水質も生長に必要。湖底の泥は、砂地だとマリモが動くことで擦れて綺麗な表面になり、泥っぽいと動きにくくなったり、場合によっては埋まってしまう。
という事で、今後の調査の大きなポイントは、マリモ生育地の水温や水質、湖底の底質などの地図を作って、どの辺が冷たいのか、温かいのか、泥っぽいのか、砂っぽいのか、濁っているのか、あるいは水草はどのあたりが多いのか、などを一目で分かるようにすることと尾山氏。そうすることで、マリモが壊れやすいのはどういった環境なのかというのが分かってくると思われます。
さらに、もう一つの大きなポイントは調査対象となる場所を増やすこと。マリモ生育地は阿寒湖北部のチュウルイ湾とキネタンベ湾の2ヶ所。これまではチュウルイ湾だけを詳しく調べてきたのです。なぜなら、チュウルイ湾の方が大きなマリモが多いから。ところが、最近になってキネタンペ湾でも20センチを超えるような大きなマリモが出現してきたそうです。
「実は・・・面白いのは、マリモの暮らす環境は2つの湾で全然違うのです。例えば、チュウルイ湾のマリモは、水深1.5mから2.5mくらいの場所で、湖底は砂泥、水草のいない場所に生育しています。一方で、キネタンペ湾のマリモは、チュウルイよりも浅い水深1mから1.5mの場所にいて、特徴的なのは、ヨシの中に密集していること。見た感じは窮屈で動きにくそうなので、マリモの生長に回転が必要なのか不思議に思ってしまうのです・・・。」
という事で、今回の精密調査では、チュウルイ湾とキネタンベ湾を同時に調査するそうです。楽しみですね。今までわからなかったマリモの色々が少しずつ解明できると、今後の保護につながっていくはずですから。。。
※写真は尾山洋一氏からお借りしました。
※音声はこちら・・・https://open.spotify.com/episode/1srnKtaw3HtmyYQjQsBD23