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カラマツ(野村 香編) [fun science]

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カラマツは道東に住む私たちにとって、とても身近な存在。どうやらその香りがとても今の時代にピッタリらしい・・・。
森林浴をすると気分がリフレッシュするとか、何と無く気持ちが良いといった事を聞きますよね。
そこには目に見えない何かがありその影響があることは何と無くご存知という方も多いと思います。
フィトンチッドという言葉も結構有名なので、それが何か関係しているとは想像がつきます。
このフィトンとはロシア語で植物のこと、チッドとは他の生物を殺す能力(殺菌)のことをいうそう。つまり植物は外敵がやってきても逃げることはできません。
木に傷がついてもそれを自分で治すことしかできないのです。そこで自ら殺菌している。その自然の恩恵の一部を人間が分けてもらっているという事なのです。
森林浴でストレス軽減、リフレッシュ、リラックスというのは嗅覚との関わりももちろんあります。五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが嗅覚ですから。
このカラマツ、トドマツに比べると精油の取れる量が格段に少ないのです。8時間で2mmほどと。その含有成分ですが・・・・・。
αテルピネオール(抗ウイルス・抗菌)、テルピネン4オール(血流促進・抗炎症)、ヘキセン1オール(抗アレルギー・抗菌・抗ウイルス)
1.8シネオール(アルツハイマー予防・呼吸器系向上)、リナロール(鎮静・抗菌・抗ウイルス・抗不安)というように。
少し郊外に出るとカラマツはたくさん生えています。マスクを外して深呼吸!!森の恵みをいただくにはとっておきの季節です。

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