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能って何?(中西 紗織編) [varied experts]

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能って何?という問いに能の5つの特徴で説明いただきました。
・謡(うたい)、舞(まい)、囃子(はやし)が重要な役割をはたす音楽劇である。〜囃子は、笛・小鼓・大鼓・太鼓。
・観阿弥と世阿弥の親子によって室町時代に大成された。
・左右非対称の特別な舞台で演じられる。
・シテ(主人公)は面(おもて)をかけて演じる。
・ユネスコの無形文化遺産に登録されている。
能の演劇的手法の基礎となっているのが声による謡と身体による舞。謡と舞の関わりについては
「舞は声を根となす」という世阿弥の言葉にあるように、「声」が全ての演技に通じる舞の基盤をなしているということの様です。
歌の集合体によって劇全体が構成され、歌の積み重ねでストーリーが進んでいくという特徴に示されていると。
能という歌舞劇の根底を支える重要なものが能の「声」なのだそう。全て謡ありきということ。
文字にすると難しそうな感じがしますが、その時代のエンターテインメントとして息づいてきた、そして、
それが現代にも受け継がれているという素晴らしい日本の伝統芸能である能楽の一つの分野なのです。

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