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words that create art・・・2 [close to you <art編>]

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昨年にお送りした展覧会の第2弾。後半の作品を武束学芸員にご紹介いただきました。
今回も私と武束氏の勝手なおしゃべりが続いています。
まずは小林 一雄「風景」とても大雑把なタイトルにも感じますが、北大通りの賑やかだった頃が描かれています。釧路デパートや山下書店、金物屋さん、そして、とにかく歩道を歩く人の姿がすごい・・・1969年の作品です。
阿部 貞夫「樹林」道東の自然に魅了されて数々の作品を残しました。東京出身の彼は留萌の地に長く暮らし、その後釧路に移り、版画家関野準一郎、刷師の平井孝一の指導を受け、版画家として大きく飛躍。道東の自然、釧路の街等を題材とした版画を制作したのです。
森田 曠平「桃山おとめ」一見して作者がわかるような特徴的な目元の表現。そこに一目惚れして購入なさったのが釧路の鷹田善朗氏。武束氏との会話の中では着物の柄が気になる・・・描かれた藤の花、松、そして梅にはどんな意味があるのでしょう?
久本 春雄の素描 本来なら作家としては世に出したくはない作品だと思います。なぜならあくまでそれは本画のために描かれたデッサンだから。それにしても観察眼が鋭く、細かい。あらゆる方面から対象物と向き合い、そこから何一つ逃すことなく真実に迫ろうという雰囲気が伝わってきます。
作品に対峙するのはもちろんですが、作品横のことばからも何かを感じ取っていただけると思います。
誰かと一緒に、武束氏と私のように、勝手に妄想しながら作品鑑賞をなさる方法も・・・面白いですよ。
(美術をつくることば は2/4まで釧路市立美術館で開催中です。)

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