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海の天気予報システム(黒田 寛編) [fun science]

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国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター 海洋環境部 略してFRA。
今回は海況予測システムのこと。「空と同じ様に海も生き物の様に動いているんです。その続編です。」
この海況予測システムは天気予報と同じ様なもの。海の流れや水温の現在の状況の予測を行います。
海の流れや水温が変化することで、例えば、魚の獲れる場所(漁場)が変化するため、現在の状況と将来の予測が必要になるのです。
ところが、このシステムが構築運用されたのは2000年になってから。歴史がとても浅いのです。
かつては、船で調査した水温や流れのデータに基づき、現況を把握して、過去の経験をもとに将来を予報していたそうです。
とても原始的な感じがしますが、ほんの15~20年前まではその様にしていたそう。
海況予測システムでは様々な海の情報がわかってきます。黒潮や親潮、暖水塊のことなど。
実は人工衛星から海の状態を見ると、その表面は凸凹に見えるそう。でもそれは波によるものではないのです。???ですよね。
それは、海底の地形によるものでもないのです。ではどうして?これは 海水の温度に関係しているのです。
温度が高いと膨張し、凸ができると。ほかには塩分が多いと逆に凹の部分ができるのです。

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