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近年の獲れないサンマを科学する!(黒田 寛編) [fun science]

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夏と秋の便りを届けてくれるサンマ。道東のサンマ漁は7月の流し網に始まり、8月以降は棒受け網に。
実は流し網と棒受け網ではサンマの回遊ルートが違うそう。流し網は、日本列島に沿って北上してきたサンマを漁獲します。
一方棒受け網では、日本のはるか沖を北上し、その後千島から日本列島に沿って南下。その南下してきたサンマを漁獲します。
流し網も棒受け網も両方とも2010年頃から漁獲が減りました。
その理由や原因は未だ説明できないそう。現在、サンマ・海・プランクトン・遺伝子等の研究者が血眼になってその減少原因を調べているそう。
さらに2019年から状況は悪化。海だけではなく魚にも変化が表れているとか。2019年・2020年はついにサンマが千島列島に沿って道東まで南下してこなくなりました。
さらに去年は10月にならないとサンマが道東まで南下しなかったそうです。要は回遊の時期や回遊ルートに大きな変化が見られるということ。
さらに・・・獲れるサンマも大型がほとんどいないという状況なのです。サンマが産まれた場所・時期・餌環境等が変わってきている可能性が推察されているそう。
今年はどうなのでしょう?サンマはやってきてくれるのでしょうか?
現在、サンマチームがサンマの分布量を調査しているそうで、この結果に基づくサンマ長期漁海況予報が今月末に水産庁からプレスされるとのことでした。
「もし今年もサンマが獲れないなら・・・マイワシを食べましょう!!そうそう。最近の研究ではサンマとマイワシが同じ場所で取れないことがわかってきていて・・・」

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