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自然が造るアートの壁 (境 智洋編) [fun science]

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知方学(チッポマナイ)から東側の高い壁にはアートがたくさん。
以前訪れて感動してから約1年。やはり見るたびに感動を与えてくれる。
どうしてこんな模様ができるのか?それは地球の長い歴史の中で自然に問いかけるしかないのかもしれない。
ここは汐見層と別保層の間にたまっている堆積物が見える場所です。
上には泥岩、礫岩等海の底の堆積物が見えている。その時々の堆積の環境によって見えるものが違うそう。
上には春採層も見えているので、石炭層も出てくるはず。海からの高さは150m以上?
海の時代から川の時代に変わっていく地層を見ている感じでしょうか。3900万年くらい前から4500万年くらいまでの堆積物?
波打ち際の岩の曲線を見て・・・波が作った曲線がなんとも言えないほど美しい・・と境氏。
よく見ると、チッポマナイの泥岩砂岩層が当時どういう堆積をしたのかが見えてきます。
単純に水平に堆積したのではなく、堆積しながら窪地に土砂が流れ込んだり、斜面で流れが変わったとか、堆積した時に色々な環境が変わったのが見えてくるのです。
岩石は固まっているけれど、長い年月の間にゆっくり動いたり、おされることによって変形したり・・・
何回も繰り返していくうちに様々な模様ができてくるそう。
これくらい綺麗に堆積の模様が見えている場所は、今までの海岸線ではありませんでした。ここが特有なのかも。
「この海岸線には白亜紀と第三紀の境界線がどこかにあるはずなんですよ。まだあまりきちんと調査されていないのですが。」

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