SSブログ

寄せてはかえす波の〜special version〜(境 智洋編) [fun science]

01.jpg 02.jpg 03.jpg 04.jpg 05.jpg 06.jpg 07.jpg08.jpg 09.jpg10.jpg11.jpg
今回は、知方学(チッポマナイ)から西側。ここは崖の高さがすごい場所。
それが全部見えているということは、今までずっと釧路から地層を観察して来たものの総集編的なところ。
上の方は赤い礫岩の地層が見えているのでおそらく天寧層。その下あたりは石炭層が出ているはず。
たくさん崩れている岩があるのですが、それは別保層。石見浜の下部に見えていた礫岩の層がここでは高いところに見えているとのこと。
・・・とキツネ出現。物珍しそうに私たちを眺めながら、崖を登り、消えて行きました。・・・
この辺りは土砂崩れがひどい。別保層の岩が海岸線まで落ちてきています。
黒い礫が特徴ですが、礫そのものはものすごく硬く、これが海岸で綺麗な音を出してくれるのです。
古い時代の泥岩が変成したものや、チャートが入っていたり、火成岩が入っていたり。
これができた時代が3900万年くらい前の礫岩層。でもこの礫そのものはその頃に運ばれて来た礫なのでさらに古くなる。
中に入っている礫が丸くなっているのは河川によって運ばれて来て、別保層の体積の環境は河川が蛇行したところに溜まったものが出て来ていると言われているので・・・おそらくどこからかここにたどり着いたもの。
「打ち寄せる波のかえる時の音がいいよね・・・。礫が大きいから音も大きいし。」

Facebook コメント