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singing of the needle [close to you <art編>]

今年8月からアメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェのIAIAネイティヴアート現代美術館で、EXPOSURE 国際展が開催されました。
世界各国から集まるアーティストの中に日本から2人選ばれた中のお一人、藤戸康平氏に帰国してから色々とお話しを伺いました。
藤戸康平「Singing of the Needle」.jpegIMG_2775.jpg
作品作りに関して・・・
これまで、核や原発をテーマにものづくりをしたことがありませんでした。
が、福島の事故は原発事故としては、最悪の影響を福島のみならず日本国内に及ぼしたと思います。
初めて核についての作品を作りました。鉄のパネルの裏側を風化させることにより、時間の経過とともに輝きが失われていく様を表現しました。
それとともに、表面的には美しく安全に見えていても、実は真逆なこともその裏側には隠されているという、原子力の安全神話の崩壊を表しています。
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風が吹いたら−世界30人のネイティブアート
EXPOSURE: NATIVE ART AND POLITICAL ECOLOGYはIAIAネイティブアート現代美術館(アメリカ合衆国ニューメキシコ州サンタフェ)、
今後アメリカ国内で4会場巡回予定とのこと。
とにかくアメリカ合衆国サンタフェまでの道のりが何より大変で、さらに帰りもトラブル続きとのことで、会場ではあまりゆっくりできなかったご様子。
藤戸氏は面白いことをクリエイトすることがお好きなのだとお話しを伺ってあらためて感じました。
常に鋭い観察眼で周りを見て、そこで感じたこと、受け取ったことを栄養として次の作品につなげていらっしゃる感じです。
現在も新たな課題に頭を悩ませているとか・・・今後も目が離せないアーティストのお一人です。
※写真は一部を除いて藤戸康平氏からお借りしました。

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