SSブログ

2022.1104 O.A 「秋に撮影しているもの」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

やはり、「秋は夕暮れ」(枕草子/清少納言)というぐらい、秋は夕暮れが美しいものです。
「道東は晴天率が上がるので、澄んだ空の美しい夕景をぜひ狙ってほしいと思いますし、道東ほど夕暮れの美しいところは、そうないと思います。」
1:網走湖の流木
自身にとっておなじみの撮影場所だったそうですが、こんな流木が打ち上げられているのを見たのは初めて。
この日は雨でしたが、雨雲レーダーでは雨が上がる予測だったので、車で待機しながら雨が上がるのを待ったそう。「悪天候のあとには絶景が待っている」と信じて。
雨が上がると、風が収まり湖面は水鏡に。無風+流木+夕暮れという奇跡の条件が重なったのです。夕景は刻々と変化する光を見逃さないことが大事です。
太陽の位置が高いと輝度差が大きく、逆光で写真を撮るのは難しいのですが、時々雲に隠れたりする瞬間を狙うのもアリだと・・・。
2:千代の浦マリンパーク
ある雨の日、遠くの空が明るくなっているのが見えたそう。雨雲レーダーをチェックすると、なんと日没の10分前に雨が止む予測。慌てて撮影に・・・。
日没まで時間がないので、自宅から近いこの場所を選んだそうです。ここは以前からロケハンしていたのが功を奏し、プロムナードのアールがヨーロッパっぽい雰囲気で、
いつかここで作品をものにしようと思っていたそうです。前ボケを作り、視線がプロムナードの造形に向かうようにしたそう。
またしても、「悪天候の後には絶景が待っている」だったのです。
3:釧路港
釧路港も自身にとっておなじみの撮影場所。港湾施設の造形を活かしながら撮るのが好きだそう。
この日は穏やかな天気で水面が良い感じだったので、港内の数か所で撮影しながら日没を待ったのです。
すると突然、竹内まりあの「プラスティック・ラブ」が聞こえてきました。よく見ると、夕日観光クルーズ船が航行していて、そこから音楽が流れていました。
4:釧路川
秋にしては珍しく夕方から濃霧に。釧路川沿いは、街灯の灯りが美しいのですが、濃霧によりそれがより際立ち・・・。船と街灯のバランスをよく見て撮影したそうです。
散歩途中にコンパクトカメラで撮影。スマホと比べてレンズが良いので、フレアやゴーストを防ぐことができたそう。
広角レンズの歪みを考慮して撮影し、現像で補正したそうです。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
01.jpg 02.jpg
03.jpg04.jpg

Facebook コメント