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2023.0405 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&救急外来看護師長 三上育子氏&看護師 古川拓海氏~2 [close to you <dr.編>]

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今回は、まずは災害と感染の災害の相違点から伺いました。感染災害だからというのはなかなかないそうですが、ただ、目に見えないというところが大きな違い。
自然災害は何がどこで起きているのかを見ることがだいたいでき、だからどういう患者さんがいるということを想像することができます。
感染災害はどの人がどの位とか、どこにどれだけ危険があるのかわからない。そこで感染管理の認定看護師とか医師のチームと共同しながら戦っていくイメージとの事。
救急外来でも常に防御しながらの活動にはなったそうです。
救急外来の看護師は、緊急度、重症度を判断しなければならないので、自己研鑽をしっかりとできることが条件。
焦らず・・というのは経験でも担えるところがあるのかな?と。ドクターとの調整もしっかりできていかなければならないのではないかと三上氏はおっしゃっていました。
「私たちの行動が患者さんの命を救うか救わないかに関わってくるので、それを医師とともに共同でできた時にはそこにやりがいを感じますし、患者さんを「救う」ということに全力を尽くす事ができる。そこにもやりがいを感じます。」
仕事において情報収集がとても重要で大切であるとおっしゃっていましたが、結局のところはそれはコミュニケーション力。
それは患者さん直接だったり、家族だったり、救急隊だったり。。。色々なところから話しを聞くというのが大事になるそうです。ですからコミュニケーションを取ることができるのが大前提となるのです。いかに限られた時間の中で情報を聞き出していくのかというのが難しくもあり、そこが大切になってくると古川氏。
次に森田氏から救急車の効率的利用について、そのあたりはどう感じていらしゃるのか?という質問です。
三上氏は「救急車の適正利用は、地域で考えて取り組むべき問題だと思っています。例えば、ある地域で介護タクシーが18時で終わり、その後、自家用車もない、
運転のできない高齢者がいらっしゃった時。実際に救急車を呼ぶ以外に病院に行く手立てが場所もたくさんあるわけです。適正かどうかは何を基準に判断すべきなのか?
呼ぶなというわけではないのです。呼ばないで我慢している方もいらっしゃるんですよ。もっと早く呼べばよかったのにという方もたくさんいらしゃる。
適正利用ということに関しては大きな地域の中でもっともっと考えていかなければならない問題だと思います。」
最後にメッセージをいただきました。
三上氏「市立病院は急性期の病院として、地域の中核病院として、これからも頑張っていきたいと思っています。気軽に受診できるところではないのですが、
困ったら・・・救急車を呼ぶしかない時には救急車を呼んでいただいて受診をしていただければと思います。」
古川氏「フライトナースを含め、看護師としてのやりがい(大変さもありますが)ぜひ目指していただける方が増えてくれると良いなと思っています。」

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