SSブログ

2023.1122 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏 [close to you <dr.編>]

231122 森田dr.jpg
臓器移植法に基づく脳死臓器提供が道内で2000年に開始されてから、2010年に家族同意での提供や小児の提供が可能となった改正以降、少しずつ増加していた臓器提供が、現在はコロナで低下しているそうです。
欧米や隣の韓国では日本の数倍から10倍以上の臓器提供があり、国内の臓器不全で苦しんでいる方々に適正な医療として行われていて、日本も技術的には世界でも例を見ない臓器提供率(一人の脳死患者あたり)、成功率を示している一方で、先進国の中で最も低い提供数と・・・。
その中で、北海道は比較的日本の中では提供が多い地域。北海道大学や市立札幌病院をはじめ札幌や旭川の各病院で数例の提供があったそうですが、最近はコロナで提供数が落ち込んでいて、移送に時間制限のある心臓移植などでは道内の患者さんが移植を受けられない状況が続いているそうです。特に心臓は4時間以内とか。ということは本来は北海道内で完結できるのが良いのでは?と素人は考えてしまいます。
北海道臓器移植医療推進財団では、心臓移植や肝臓移植、腎臓移植、角膜移植など実績のある移植に加えて、北海道で初めての肺移植施設となった北海道大学病院の呼吸器外科教授 加藤達哉先生の講演をはじめとする臓器移植推進道民大会を11月25日(土)13時から札幌市ウィステリアホールでハイブリッドオンライン開催するそうです。3人のドクターの講演の後、パネルディスカッション形式で意思表示について考えるというテーマで討論を予定しているそう。
臓器移植についての北海道の今を理解できる内容、そして自分自身についても考えるきっかけになりそうです。
入場は無料で、釧路からはオンライン参加が可能とのこと。お時間のある方はぜひ参加してみてくださいね。
ーーーーーーーーー
<臓器移植推進道民大会>
●日時:11月25日(土)13:00~15:00 ●場所:ウィステリアホール(札幌市中央区南1条西14丁目南1条ビル)
●参加費無料・事前申し込み不要(会場にお越しの方は事前申込み必要。FaxかQRコードからの申込み)●会場及びオンラインのハイブリッド開催
ーーーーーーーーーーー基調講演
・座長:北海道大学病院 臓器移植医療部 部長 嶋村 剛氏
・講演 「北海道の地で待望の肺移植実現へ」北海道大学病院 呼吸器外科 診療科長 加藤 達哉氏
・講演 「北海道における心臓移植医療の現状と未来」北海道大学病院 心臓血管外科 診療科長 若狭 哲氏
・講演 「救急医療における臓器提供」北海道大学病院 救急科 診療科長 早川 峰司氏
ーーーーーーーーーーーパネルディスカッション
「意思表示について考える」
・座長:北海道臓器移植コーディネーター 高橋美香氏
・救命救急センター長 (旭川医科大学病院 岡田 基氏、帯広厚生病院 山本 修司氏、市立函館病院 武山 佳洋氏)
・院内コーディネーター(旭川医科大学病院 松尾 昴氏、帯広厚生病院 佐伯猛氏、市立函館病院 千葉利香氏)
・認定NPO法人 北海道バーバリアンズ ラグビーアンドスポーツクラブ  和田昴樹氏、佐藤優氏

詳しくは・・・
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/iyk/167341.html

Facebook コメント