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2024.0105 O.A 「タスマニアに行ってきたよ〜」 [varied stories]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

昨年12月にタスマニアに家族旅行に行ってきたお話しです。彼がタスマニアを訪れるのは2回目。20年以上ぶりだったそうです。タスマニアはオーストラリアの南東部、最も南にある島で、島全体が一つの州となっています。タスマニアという地名は、1642年ヨーロッパ人としては初めてタスマニア島に到着したと言われているオランダ人の探検家 アベル・タスマンにちなんだものだそうです。
シドニー空港からタスマニア州の最南部にある州都、ホバートという町に飛び、そこでレンタカーを借り、付近を回りながら、北のローンセストンという町まで車で行き、そこから飛行機で帰ってきたそう。4泊5日の旅。 まだまだ見てみたい所はあったと。ホバートはシドニーに次いで、オーストラリアで2番目に古い町。
「僕は以前からタスマニアは北海道である説を唱えていまして。まあ、唱えているのは僕だけではないと思うのですが、よく似ている点がいくつかあるのです。」
まず、両方とも島だということ。東京から札幌または釧路までが飛行機で約1時間40分位、シドニーからホバートまでが約1時間50分で、距離感も似ているとか。
次に気温が低いということ。オーストラリアで最も南にあるということは、それだけ南極に近いということ。オーストラリアで最も気温が低い州。 タスマニアの冬の平均気温は3度前後で、最低で氷点下2度程度。内陸部には雪が降るそう。夏の平均は24度前後で、最高は30度を超える。
さらに、風景が北海道とよく似ていると。タスマニアの主な産業は、鉱業(銅、亜鉛、錫、鉄)、林業、農業、観光業。田舎を車で運転していると、牛や羊を育てている農場がたくさんあるとおっしゃっていました。
さらに・・・食べ物がおいしいと言われていること。タスマニアの名産は、サーモン、チーズ、ビール、オイスター(カキ)などで、北海道と似ているそうです。ちなみにタスマニアの牡蠣、パシフィックオイスターは1950年代に日本から稚貝を持ち込んで育てたものだそうです。
ホバートのホテルに2泊して、ローンセストンというタスマニア島の北にある町に・・・。高速道路を使って2時間半。200キロちょっと。ホバートはオースとアリアで2番目に古い町ですが、ローンセストンは1806年に入植が行われた、オーストラリアで3番目に古い町とのこと。
ローンセストンには「ジェームズ・ボーグス」という1881年に設立されたビール醸造所があるそう。もともとはスコットランドからの移民のジェームズ・ボーグさんがつくった独立系の醸造所だったのが、その後、ライオン・ネーサンというオーストラリアのビール会社に買収され、ライオンは現在、日本のキリンビールの傘下にあるそう。ジェームズ・ボーグスでは国内向けのキリンの一番搾りも製造しているそうです。
翌日は車で2時間ほどのクレイドルマウンテン国立公園に。1982年にユネスコの世界遺産に登録されたそうです。標高1545mのクレイドルマウンテンのほか、タスマニア最高峰のオッサマウンテン(1614m)など1500m以上の山々が並んでいるとのこと。 「山に行く途中、レンタカーのガソリンが予想外に減って、赤ランプが点灯してどうしようかと思ったのですが、きっと山の上にガソリンスタンドがあるに違いないと思ったら給油スタンドが2台だけポツンとあって、助かりました。」 途中の山道でイキドゥナ、Echidna(ハリモグラ)に出会ったそう。ヨチヨチと道を渡ろうとしていたのでハンドルを切ってよけたそうです。
最終日に行ったジョージ・シーニック・チェアリフトという観光地では、ワラビーや野生のクジャクがたくさんいたそう。
「タスマニアにはユネスコの世界遺産が2つあり(タスマニア原生地域と囚人遺跡群)、とにかく自然にあふれているので、景勝地もたくさんあります。今回は20年以上ぶりにタスマニアを訪れて、その美しさに感動しました。まだ見ていない場所がたくさんあるので、またいつか訪れてみたいと思っています。」
※写真は鈴木雅章氏からお借りしました。
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