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fhe light received by the tree [close to you <art編>]

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ずっと木と対話する作家とご紹介してきた藤原千也氏。
今までにシナ・ニレ・セン・カツラ・エゾアカマツ・ケヤキ・ポプラ等様々な木と向き合ってきました。
彼の作品はオブジェと簡単に一言で言えるものとは違う感じがします。
大きな木に抱かれながら作品作りに没頭する姿は作家というよりも、
もしかすると木に取り憑かれたといった表現が妥当なのかもしれないと感じる私がそこにいました。
木は種類によって全て違うそう。
硬さや柔らかさ、繊維の強さ、粘り強さ、割れ方、その違いが魅力と。
今回ポプラの木をメインに使ったそうですが、
「ポプラって水がそのまま固まった様な感じがするんです。潜るとか泳ぐとか、流れているとか・・・
そんな川や海にいる感じがしました。生きている感覚・・とても不思議な感じがしました。」
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今回の展示はポプラをメインに他の木々を接合してあるそう。
今までは自然の木がそのまま倒れている感じの展示だったのですが、今回はあえて枝等があり、
ご自身が感じている木を作りたいとのことで、生命そのものを表現なさったのかもしれません。
「ご覧になった方の反応がたくさんあり、声をあげて感嘆なさっていたり、
生と死を感じて涙ぐまれている方もいたり・・・。」
実は木はもちろんですが、その木が受けてきた光、
その光を見て欲しいとのこと。
体験して欲しい。体で感じて欲しいとおっしゃっていた意味がお話しをお聞きして理解できた様な感じがしました。

※尚、写真は藤原千也氏からお借りしました。
(藤原千也氏が出品している札幌美術展 アフターダークは4/10まで札幌 芸術の森美術館で開催中)

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