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春の海はドラマティック!(笹森 琴絵編) [nature treasure]

1 ネズミイルカ 笹森.jpg 2  ミンク 笹森.jpg 3  カマ 笹森.jpg 4  イシイルカを追うオスのシャチ 笹森.jpg
春が来るのは陸だけではありません。海の様子も春バージョンにかわるのです。それぞれの海に孵化や回遊で生き物があふれ、イキイキとして来るそう。
それは南の海よりも北の方が季節の移り変わりによる変化が大きくドラマティックなのだとか・・・。
海の住人のメンバーに変化が訪れます。寒い時期に北海道沿岸で越冬していたものたちが夏の餌場へ移動。
例えば噴火湾にはカマイルカ、羅臼にはシャチが・・・釧路にはその両方が・・・といった感じであれこれ入れ替わるそう。
さらに沖縄や小笠原などで冬を過ごしたザトウクジラやナガスクジラ等の大型鯨類は、北の餌場を目指すために、北海道沿岸から沖合を通過して移動するシーズン。
もちろん釧路沖も通っていくのです。
その春の北海道の海が賑やかになるきっかけはブルーミング。植物プランクトンの大発生のことです。
水温が上昇すると珪藻等の植物プランクトンが大量発生。水温と窒素やリン等の栄養状態が整う春と秋に起きるそうですが、中でも春が一番。
この植物プランクトンは、動物プランクトンや小さな生き物に消費され、動物プランクトン等は魚や貝の餌となり、それらの魚介は大きな魚や鯨類に食べられ、
食物連鎖は成立するのです。これを支えるのが植物プランクトンという次第。
※写真は笹森琴絵氏からお借りしました。

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