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teshima keisaburo exhibition [close to you <art編>]

1.JPG エタシペカムイ.jpg おおはくちょうのそら.jpg
手島圭三郎の絵本はあまりにも有名ですね。おそらく一度はご覧になった方も多いはず。
その絵本の原画が162点展示されています。
紋別生まれの手島氏は絵本画家でもありますが、木版画の作家としても有名。
北海道に生きる野生動物を題材にした絵本の制作を続け、現在まで40冊の絵本が刊行されています。
なぜ野生動物を題材になさったのでしょう?それは生まれ育った環境にもあるそうです。
身近に感じられた動物たちの息遣い、気配、息吹。そして、彼がそれらの制作を始めた頃にはまだ同じような表現をする作家がいなかったこと。
そして、作品の中にあるストーリー性。親子の愛情や仲間に対する思いやり。それはまた人間にも通じる普遍的なテーマでもあります。
そんなことも相まって日本国内はもとより海外でも評価されたのだと思います。
一つの作品の中に混在する大胆さと繊細さ。絵本は何ページにもわたって展開されるものですが、1ページだけでも完結する凄さも兼ね備えています。
動物たちの表現はリアルに、それ以外は幻想的にも表現される作品の数々。絵本だけではわからない原画を見て伝わってくるものもあると福地氏はおっしゃっていました。
きたきつねのゆめ.jpg しまふくろうのみずうみ.jpg
※尚、写真は北海道立帯広美術館 福地大輔氏からお借りしました。
(手島圭三郎 絵本原画展は6/27まで北海道立帯広美術館で開催中)
※5/17〜5/31まで臨時休館。
※追加情報:〜6/21まで臨時休館(2021.0529現在)

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