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10月はマンモサンデー(西山 由佳子編) [varied experts]

ve1001 西山氏.jpg乳ガンは国立がん研究センターの最新がん統計によると、日本人女性の9人に1人が罹患するとされています。
全国の数字ですが、北海道の罹患率は全国平均を上回っている年もあるそうです。
ただ、この乳ガンは早期に見るかると高い生存率が見込める病気です。
実際に欧米では死亡率が年々低下しているそうです。
ところが、日本ではこの病気で亡くなる方が増える傾向にある・・・それはどうしてでしょう?
一因に考えられるのは乳ガン検診の受診率の低さ。
2019年度の厚生労働省の統計で、過去2年間に乳ガン検診を受けた女性の割合は全国で47.4%。
米国では8割、英国やオランダ等の7割台と比べるとその差は大きいことがよくわかります。
釧路市では、40歳以上の女性に2年に1度の検診を推奨し、検診を無料で受けられるクーポンを交付しています。
ただこの年代の女性は育児、介護、仕事等々で忙しく平日に病院に行く時間がない方も多いと思います。
そこで日曜日に乳ガン検診を受けられる様にしようという協力の輪が広がっています。
それが10月の第3日曜日にマンモグラフィーを受けられる様にしようという
「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー」という運動。
10月が「乳ガン月間」、乳ガンの早期発見を訴える「ピンクリボン運動月間」であることに合わせているそうです。
ジャパン・マンモグラフィー・サンデーの運動は2009年からスタート。
現在では全国で440の医療機関で賛同され、今年は釧路の3箇所、道内の37箇所を含む370以上の医療機関が
休日検診に当たる予定とのこと。今年は10月17日になりますが、実施日が違う病院もあります。
釧路では、釧路の釧路協立病院、市立釧路総合病院、釧路労災病院で実施されますが、いずれも事前予約が必要です。詳細は各病院にお問い合わせください。

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