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2023.0224 O.A 「冬の木を撮る」  [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

冬の雪の降る時期は、木の魅力が引き立つ季節と逸見氏。根釧台地は一大酪農地帯なので、雪原となった牧草地に立つ木はミニマルな表現に最適との事。
着雪や霧氷はまるで木がお化粧をするかの様な気象現象なのです。
1:別海町の牧場
別海町は生乳生産量日本一。雪原となった牧草地の白と青空、薄い雲がとても美しい。
人工物を嫌うカメラマンもいらっしゃるかもしれないけれど、牧場の柵を入れる事でストーリーが生まれると。
2:弟子屈町営牧場
ここは紅葉時期も素晴らしいけれど、冬は木や牧場の柵がミニマルな写真のモチーフと化すとおっしゃいます。
この写真は青空に浮かぶ雲のバランスが気に入って撮影したものだそう。
牧場が丘陵地にあるので、写真にしやすいのも魅力。マイケル・ケンナ氏もここで撮影した作品を多数発表している。
3:標茶町の牧場
曇りや雪の天気は、モノトーンとなりミニマルな表現に最適と。光が強くなく、全体に回って影ができないので、しっとりとした表現が可能になるそうです。
ごくありふれた木立が牧草地の起伏でリズムを生み出した。
4:網走湖
結氷しかけの湖、曇り空が美しいモノトーンを作り出す。湿った雪が降り、木々に着雪して「くの字」の幹が際立って見えます。
5:阿寒湖
初めてボッケ遊歩道を歩いたそう。ここは泥火山をはじめ、冬でも結氷せず湯気の湧いているところがあります。霧氷は空気中の水分が木々に付着して凍る現象ですが、
激しく冷えこみ、かつ無風の朝にしかみるこたができません。撮影時は氷点下23℃。晴天の朝、見事な霧氷が青空に映えた。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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