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キタサンショウウオ覚えてね(照井 滋晴編) [nature treasure]

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大学時代からキタサンショウウオの研究を始め、院時代にNPOを設立し、
今に至るのがNPO法人環境把握推進ネットワークPEG理事長の照井氏。
キタサンショウウオ、まだまだ名前を聞いたことはあっても見たことがないという方も多いのではないでしょうか?
頭の先から尻尾まで10cmくらいの大きさしかなく、可愛い顔と仕草がたまらない。
現在、日本にはサンショウウオは約40種類ほどいるそうです。
うち北海道には2種類のサンショウウオがいます。それがきたサンショウウオとエゾサンショウウオ。
ただ、その分布が全く違います。エゾサンショウウオは離島を除く北海道全域に分布。
キタサンショウウオは釧路湿原域と上士幌町、国後島に局所的に分布しているそう。
現在は、宅地化、農地開発、道路建設、太陽光発電施設の建設などの影響で生息環境が失われて生きてるのが現実と。
キタサンショウウオ今は繁殖期。湿原のブルーサファイヤとしても有名ですが、卵(卵嚢)が光を受けることで青白く光るのです。
大人になるのに3〜4年。寿命は5〜10年。飼育下では20年近くも生きるそう。それだけ自然の中では生息していくことが難しいということなのかもしれません。
人間との軋轢で彼らを絶滅の危機に晒すことはあってはならないこと。どうやって今後共生の道を探るのか?
釧路市や標茶町では天然記念物にも指定されています。
自分たちでは声をあげない、あげることのできないものたちを守っていくのも私たち人間のやるべきことなのだと思います。
※写真の一部は照井滋晴氏からお借りしました。

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