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海は生きている(黒田 寛編) [fun science]

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国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産資源研究所 水産資源研究センター 海洋環境部 寒流第1グループ グループ長の黒田氏。
海のない街に生まれ、海への憧れが相当あったそうです。小さい頃にお父様に連れて行ってもらった海での磯遊び。
潮だまりで出会った小さな生き物たち。海は強烈に少年の心に何かを残したのです。
小学生の頃から釣りにもはまり、その趣味は高校生になっても続きました。もちろん海釣りです。
高校の時には夜釣りにも出かけたそうです。その後北大の水産学部へ。ある意味素直な流れだったのかもしれません。
ただ、大学に入った途端釣りへの興味は失せ、その対象は海、そのものに移行します。
大学では海水温や海流の研究を続け今に至るそうです。現在は産業との関わりも主な仕事の内容にもなっています。
「海は生きているんです、海は動いているんですよ〜」と楽しそうに語る黒田氏。
陸上の風はなんとなく私たちは感じやすいものです。雲の流れを見たりしてもその動きというものを感じます。
同じように海も動いているとのこと。もちろんその動きは陸に比べると1/10くらいの非常にゆっくりした動きなのです。
でも1秒で1m動くとすると、1日では86kmも動くのです。そう考えるととてもすごい海の流れを感じます。

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