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only cat [close to you <art編>]

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ネコ好きの方にはたまらない展覧会です。どこを見てもネコ・猫・ねこ・・・。
岩合光昭氏は動物写真家ですが、ねこの写真家としてご存知の方も多いことでしょう。
テレビ番組や本でも有名ですよね。その番組で訪れた撮影地から国内15カ所を厳選し、各地の美しい四季と風土を背景に、猫と人との暮らしぶりが紹介されています。
カメラ目線の猫、そっぽを見ている猫、遠くを見つめる猫、まるで警戒していない夢心地の猫・・・
飼われている猫、野良で自由奔放な猫、その中間の猫。
それぞれの環境や場所も違うのですが、猫たちの表情はどれも自然で素敵なものばかり。
猫とあった途端に彼らの心を開き、会話もできてしまうのでは?と思うほど・・・。
猫が主人公であり、背景であり。彼らを通して見えてくる日本の良さ。あらためて感じることと思います。
他にももちろん、ライオンやトラ、ホッキョクグマ・・等々たくさん撮影なさっているですが、とにかく撮られている動物たちの表情がなんとも言えないものばかり。
ねこも野生動物も一瞬の表情をとらえることはとても難しいことだと思うのですが、まるで魔法がかかったかのように岩合氏にかかるとそれが可能になってしまうのですね。ぜひ、大きな作品としてのねこたちにたっぷり出会っていただければと思います。
(写真展 岩合光昭の日本ねこ歩き は6/30まで北海道立釧路芸術館で開催中です。)

2024.0424 O.A 市立釧路総合病院 循環器内科 加藤喜哉氏~2 [close to you <dr.編>]

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前回の続きをお送りします。今年2月に導入された補助循環装置Impellaに関して。
Impellaは、足の付け根や鎖骨の下の動脈からカテーテルを進めて大動脈から左心室にとどめておくもの。左心室側へとどめる先の方に小さな羽根車の形をしたポンプが内蔵されているそうです。この羽根車が毎分数千回回転することで左心室内の血液を吸い上げ、本体の心臓と同じ向きで大動脈に血液を送り出すことができるので、本来の心臓から駆出される血液とほぼ同じ量を補助できるという画期的な装置なのだそうです。「心臓の負担を減らしながら、全身の循環を補助することができるので、今までの補助循環装置のみでは得られなかった恩恵を受けることができるのです。適応となる患者さんですが、心原性ショックを起こしてしまっている方や、元々の心臓の働きが落ちているような方に難しいカテーテル治療を行う必要があるようなショックが起きてしまうことが想定される場合です。」
導入されてから、心原性ショックの患者さんや、リスクの高い心血管治療患者さんの治療補助として数例の方に使用なさったそうです。
「実際に使用してみると、左心室から充分量の血液を吸い上げて大動脈に送ることができるので、血圧も速やかに上昇し、私としても安心感のある装置という印象です。まだ、導入されて日が浅いのですが、医師、看護師、技師等で構成されるハートチーム一丸となって複数名で協力しながらやっています。」
まだ始まったばかりの治療ですが、心原性ショックや、時には心臓が一時的に止まってしまったような患者さんの救命にもっともっと役立てていこうと考えているとおっしゃっていました。
ECMOと併用が可能なので、血栓ができるとか、肺がしめってしまう等といったECMOの欠点をImpellaが補うエクペラと呼ばられる治療法も可能なのだそう。
「幸い、まだエクペラまでが必要な状態の患者さんは導入後はいらっしゃっていないのですが、いつかは必要になる時が来ると思われるので、その時には機器を駆使して、患者さんの救命に努めていきたいと思っています。」
加藤氏は、都会じゃないから救えないとは言わせない!!と言う気持ちで日々頑張っていらっしゃいます。「スタッフもすごく勉強熱心で、フットワークも軽い。非常に助かっています。何か心臓や血管のことでお困りのことがあれば、普段のかかりつけの先生経由でも、ご相談いただければと思います。」