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In search of something new and yet to be seen [close to you <art編>]

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留寿都から伊達に今年引越しをなさった陶芸家の加地学氏。とにかく新しい土地での窯作り、工房作り、その他諸々で忙しい2022年だったそう。
今回、加地氏の作品で一番今までと変わった〜と思ったのがその陶器の肌。今まではマットな感じのものが多く、渋い器が多いと思っていたのですが。
新しい窯のポテンシャルにあわせての作品が並んでいます。そしてカラフル。グリーンの色が目につきました。
これは焼く段階での酸素の量によるそうです。酸素が多いと緑色、少ないと赤っぽい色になり、その中間が白とのこと。
土も様々な土をブレンドして、焼き方も、窯も全てが新たなチャレンジ。その組み合わせは何通りになるのでしょう。
お話を伺っていると理科の実験みたいと感じました。現在は窯は1つですが、4ヵ年計画で少しずつ増えていきます。
また、それに伴ってできる作品の幅も広がります。これからどんな作品が生み出されて行くのか?非常に気になります。
会場では留寿都の窯で焼いたもの、そして新しい伊達の窯で焼いたものが同時にみることができます。その違いは一目瞭然。
皿の中央に模様かな?と思ったものがあったのですが、これは実は窯に入れる時に一番下にあり、その上に別の皿を乗せて・・・焼いたもの。
それも景色として愛でる・・風流な感じがします。
陶器もやはり手にとって、そこから感じるものを受け取ることのできる作品だと思います。
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(北の愉快な仲間達〜陶芸・ガラス・木工作品展は12/5まで釧路 ギャラリー&サロン迦倶楽で開催中です。)

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