SSブログ

2022.1223 O.A 「トーハクすごかった!」 [varied stories]

菊田真寛さん(会社役員)

今回は、東京散歩 特別編、「東京国立博物館創立150周年記念特別展 国宝 東京国立博物館のすべて」についてのお話しです
東京国立博物館は、愛称で「トーハク」と呼ばれています。日本で最も古い博物館。1872年に誕生し、今年は創立150周年という節目の年。
それを記念して、「特別展 国宝 東京国立博物館のすべて」開催されました。所蔵する国宝、なんと89件を一挙に公開するという前代未聞の特別展。
また、国宝に匹敵する重要文化財なので逸品の公開や「未来の国宝」展や、8Kによる「未来の博物館」などの企画もあったそう。
日本の独自の文化として、「ゴジラ」「ガンダム」などの模型も展示されていて、楽しく観賞してきたそうです。
教科書や書籍では、「なんとなく見たことあるな」「掲載されていたな」の国宝の「本物」が観られるということで興奮なさったそう。
この機会を逃してはいけないということで、事前予約制の入場制限があったそうですが、美術鑑賞用の単眼鏡も購入し、2回行かれたとか。。。
まず、国宝の定義をおさらいすると、法的には国宝は、重要文化財の一種であることと定まられているようで、文化財保護法によって指定した
「日本にある有形文化財のうち、歴史上、芸術上の価値、学術的な価値が高いものを文部科学大臣が指定するもの」を重要文化財のようです。
この重要文化財のうち、世界文化の見地から価値の高いもの、国民の宝たるものとして、国、文部科学大臣が指定したものと定まられているそうです。
美術工芸品の国宝は902件指定されていて、品目によっては年間30日以内のもの、150日以内のもの等公開日数も制限。それは後世に残すための対応なのでしょう。
国宝902件のうち、日本最大の国宝くレクションが「東京国立博物館」にあるということ。
公開された国宝の時代背景は、紀元前1,000年頃から、縄文時代から江戸時代、18世紀まで。また、中国南北朝時代からの美術品。
「美術品観賞は素人ですが、まず、驚きをおぼえました。実物の大きさ、形、輝き、色彩等、どれをとっても、写真では感じることができない本物の迫力、神聖さ、
荘厳さを感じました。」その中でも、彼は書跡・屏風絵・工芸品に興味があるということで、数展ご紹介いただきました。
尾形光琳作の「八橋蒔絵螺鈿硯箱」縦27cm、横20cm、高さ14cm。伊勢物語に登場する「八橋」の場面だそうです。
江戸時代の作とは思えない、漆の上に金粉を「金蒔絵」と貝殻の内側を平らにしてはめこむ「螺鈿」という技法。洗練されたデザインという感じがしたそうです。
屏風では、「洛中洛外図屏風」縦160cm、横342cmの大作。京都の中心部を描いた建物や人の様子が、実に細かく描かれていたそうです。
その他、教科書でおなじみの「埴輪 けい甲の武人」高さが130cmほど。埴輪の中では最初に国宝に指定されたそうです。古墳時代6世紀ころの作。武人の穏やかな表情や
顔立ちなど、とても精巧で驚いたとおっしゃっていました。
刀剣では、平安時代の「太刀 銘 三条」名物 三日月宗近 刃文に三日月状の模様がみえることにちなんでいるようです。「天下五剣」あるそうでその中でも最も美しい日本刀であると。刃の長さ80cmほど。豊臣秀吉の正室ねねから徳川二代将軍秀忠へ伝来されたそうです。刃のそりと輝きが、風格がありとても素晴らしかったと。
「とても全てを観賞することは無理と思いました。でも、さすがトーハクと改めて、感動し興奮した日でした。」
※写真は菊田真寛氏からお借りしました。
1.jpg2.jpg3.jpg4.jpg5.jpg7.jpg8.jpg9.jpg10.jpg11.jpg12.jpg

Facebook コメント