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季節による牡蠣の味(中嶋 均編) [varied experts]

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今回から牡蠣の専門家中嶋均さん(牡蠣漁師・カキキン有限会社 代表取締役)が登場します。
牡蠣のことはこの人に聞いたらなんでもわかる!!
今回は季節によって牡蠣の味はどう違う?をメインに。牡蠣にとっての春は4〜6月。夏が7~9月。秋は10~11月。そして冬が12~3月。
牡蠣は冬の氷がとけて水温が上がり、10度くらいから活発に動きだし、餌をとり始めます。
冬の冷たい海にいる時は冬眠している様な状態。餌が取れずに太らない、太れない。
それが水温が上がり牡蠣の餌となる植物性プランクトンも増えてくる時期になると、それを食べてどんどん太っていくのです。
牡蠣が太っていく時は身が太り甘みが増す。それが夏に産卵。
「卵を持つ前の今のシーズンが一番美味しい」と中嶋氏。火を通しても、生でも、鍋でも。どんな料理にしても美味しいそう。
本来の牡蠣のクリーミーだけどそれだけではない牡蠣の旨みを楽しむ事ができる最高な時と。
もちろん、どのお酒とも相性が良いそうで、ワイン、ビール、日本酒、ウイスキー。自分の好みを探して欲しいとおっしゃっていました。
「牡蠣は海水を味わう」というそうです。昔は厚岸の牡蠣というととても大きいイメージでしたが、今は世の中の動きがそれを許してくれない。
最低3年で出荷しているとのこと。「僕は小ぶりのSSサイズが好きです。凝縮されて一口で様々な味わいを感じる事ができるから。」
※写真は中嶋均氏からお借りしました。

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