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2021.1215 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

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今回は12月6日の収録です。この日は、国内で3例目となる新型コロナ オミクロン株の感染が確認されました。現時点でわかっていることを伺いました。
ウイルスは生き残るために形を変えるので、また別のものに変異して他の株のものが出てくる可能性もあるということ。
ただ、コロナウイルスというものの中では、同じカテゴリーなので、どんどん顔が変わってきているということのようです。
ウイルスは変異を繰り返すと感染のスピードや感染力は強くなる。けれどもそれほど重篤な状況にならずにだんだん弱くなって行くというのがウイルス学的特徴との事。
今回のオミクロン株についてはまだ詳細はわからないそう。今後私たちはどうしたら良いのでしょう?今までの感染対策を徹底するということ以外はないのでは?と。「ワクチン接種率も高い状況で・・・その様なことを考えると恐れることは必要かもしれませんが、必要以上に恐れすぎる必要はないと僕は思います。」
他の国に比べてなぜ日本は感染者が激減したのでしょう?正確にはわからないそうですが、状況証拠からいうと、ワクチンの接種率が高いのでワクチンが効いたという説、もともとウイルス自体が変異する中で自爆するものが出てきたという説、日本人の元々のウイルスに対する抵抗力があったという説、ほかには衛生面。これだけマスクをしている国民は日本くらいかもしれません。等々様々な要因がうまく重なって、それほど感染が広まっていないことに繋がっているのかもしれません。
そんな中、3回目のワクチン接種の話題が出ています。すでに医療関係者は始まっているとか。「これは非常に悩ましい・・。抗体価が下がったことで抵抗力が低下するのか?といったことも誰も検証したことがないと思うのです。ですから3回目接種が本当に良いかどうかは科学的根拠はないと思うんですよ。ただ、なんとなくしないよりはした方が良いのでは?といった感じだと僕は思います。確かに医療者や高齢者の方、持病をお持ちの方等、抵抗力がもともと低い方に対しては3回目接種は有効かな?と思います。」今後は治療薬も日本に入ってくる予定があったり、飲み薬も開発されているので、ワクチン以外にも別の選択というのも出てくるのかもしれません。
先月末の北海道新聞に「抗原検査キット 続々登場」という見出しで、薬局で医療用の販売が解禁になったと掲載されていました。
このキットを使ってコロナに感染しているかどうかを判断するものの様ですが、これだけで判断するのは危険と杉元氏。感染していてもマイナスと出ることはあるので、絶対的にこれは感染を証明をするものにはならないそう。「逆に言えばキットで陽性と出たら多分陽性。ただ、陰性だから大丈夫と喜ぶのは時期尚早ということ。
しかも症状ありの使用前提なんです。ということは・・・自覚症状のある人が薬局に行って買うということ自体変ですよね。もしかしたら広めることになるかもしれないですし。。。この抗原検査キットがあるがゆえに心配事が増えた感じもします。皆さんもこれに関しては一旦冷静に考えて欲しいと思います。」

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