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また今年も・・・鉛中毒が(齋藤 慶輔編) [nature treasure]

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2022年1月中旬、浦河町で弱ったオオワシを受け取りに・・・。嫌な予感は的中。完全なる鉛中毒だったそうです。
その後、レントゲンからはライフル弾の破片が、胃からは鹿肉が見つかったと。誰かが鉛弾をつかって鹿を撃ったのは間違いのない事実。
この事実から何を考えなければならないのか?一番は全国で鉛弾を使えない様にすること。その前にできることとしては鉛弾の管理を徹底すること。
鉛弾による中毒死は減ってはいるがゼロにならない現実をどうにか少しでもよい方向に向かわせたい。
猛禽類の鉛中毒は北海道以南でも発生しているそうです。
山梨県で捕獲したクマタカの血中鉛濃度は鉛中毒レベル。猛禽類は行動圏が広く、傷病個体や死体が発見されるのはまさに偶然の産物です。
鉛弾が使われ、狩猟残滓を採食する猛禽類が生息することを念頭におき、予防原則に基づいて早期に狩猟からの鉛弾を撤廃する必要があると慶輔獣医。
いつもおっしゃるのは見つかっているのはほんのごく一部。それ以外にどれだけのもの言わないものたちの声があるのか・・・
ーーーーーー慶輔獣医のSNSより
鉛中毒は見ているだけで辛い。苦しそうな努力呼吸、脳にまで鉛が回ることで発する奇声。。
凄まじい苦しみをもたらし、治すことが困難であるからこそ予防が大切だ。
有毒な鉛弾から、銅弾(ライフル、サボット・スラッグ)やスチール弾(散弾)などの無毒弾に移行するだけで防げる病なのだ!
※写真は齋藤慶輔氏からお借りしました。



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