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2022.0302 O.A おかだ歯科 院長 岡田実継氏 [close to you <dr.編>]

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以前、新聞にも掲載されていましたが、口腔ケアの大切さがコロナ禍でさらにわかって来た。。。という事で、〜コロナ禍だからこそ「お口の手入れ」をしっかりと〜
というお話しです。やはり、コロナ禍において感染予防のため歯科受診を控えている方が多数いらっしゃるそう。
ただ、それが、口の中の悪玉菌の増殖を招き、新型コロナウイルスなどの感染症を重篤化させるリスクがあるそうです。
さらに、むし歯や歯周病の悪化で、全身の健康に悪影響を及ぼす場合があるのです。
歯科医院も様々な感染予防対策を講じているので、自分の判断で中断せずにかかりつけの歯科医院にご相談するのが良いとおっしゃっていました。
歯周病と新型コロナウイルス感染症の関係ですが、歯周病のある人とない人では新型コロナウイルス感染症の重症化率が歯周病がある人が12.8%、
ない人が2.3%と大きな違いがあるという報告があるそうです。また、歯周病がある人は「死亡する可能性」「人工呼吸器使用の可能性」「集中治療室に入院する可能性」「合併症発症の可能性」のいずれも約3.5倍~8.8倍のリスクがあると。やはり口腔ケアは重要なのです。
家でできるケアはないのでしょうか?特に学童は学校における「フッ化物洗口」が中止されていることと受診控えで、むし歯の発生率が増加する懸念があるそう。
ホームケアとして家庭で出来るフッ化物洗口液が市販されているので、それを利用するのも良いと。一部の調剤薬局やドラッグストアで購入できるそうです。
ちなみに歯茎がやせた高齢者にもフッ化物洗口は非常に効果があるということもわかっているそう。
さて、ワクチンの副反応に関するお話しですが、実は歯肉痛もあることが。。。
「当院の患者さんでワクチン接種後に歯茎が痛かったり、歯茎が腫れたと訴えた方が十数人いらっしゃいました。ほとんどが数日中に自然に軽快したようです。」
口の中には700種類もの細菌が数十億単位で生息しているので、抵抗力が低下した状態では一時的にそれらの細菌に感染する可能性も。
ですから、その様な時には我慢せずに、かかりつけの歯科医院に相談した方が良いとおっしゃっていました。
先の受診控えにもつながるお話しですが、特に寝たきり等の方には歯科治療を受けたくても感染を警戒し、訪問歯科診療に二の足をふむことが多い現実。
その様な時に釧路歯科医師会には「在宅歯科医療連携室」があるので、気軽にお電話をいただければとおっしゃっていました。(41-7979)
患者さんの状況に応じて、適切に対応可能な歯科医院を紹介してくれるそうです。今までは歯痛や義歯が合わない等の相談が多かったそうですが、
最近はうまく飲み込めない、食事の形態を調整してほしい、さらにはお看取りの時期に専門職に口腔ケアをしてほしい等の相談が増えてきたそうです。

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