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2022.0722 O.A 「今、何を撮る?~2」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

今回は海岸線のお話しです。
今までは、釧路町の海岸は、波消しブロックの多さが要因で、スルーしていることが多かったそうですが、以前、境先生と私と一緒に海岸を歩いたことがきっかけで
興味が深まったそうです。「今まで気付かなかったのですが、境先生に、春夏の方が干潮と満潮の差が激しいと教わってからそれを実感しています。」
釧路町の海岸線は、断崖絶壁が多く美しいのですが、潮位がかなり下がる時でないと行けない場所が多いのです。
そして、根室から釧路町は2時間近くかかり、今までは頻繁に撮影できていなかったそうですが、
今は30分圏内になったので撮影しやすくなった事も頻繁に訪れることにつながっています。
「この海岸線は、誰にも知られていないのも魅力のひとつ。釣り人や漁師さんに、何を撮影しているのか不思議がられることもあります。」
実は私がSNSにアップしたローソク岩の写真を見て、悔しくて堪らなくなったと・・・。それから2度ほどトライしてやっと念願の写真が撮ることできたそうです。
「このエリアは熊も出ます。特に怖いのは落石があること。かつ潮位が上がると戻れなくなるリスクもあるので、入念に準備してから行ってほしいと思います。」
続いて、嶮暮帰島。霧多布湿原にあるペンション・ポーチのオーナー、瓜田さんのガイディングによる無人島「嶮暮帰島」への上陸ツアーに参加したそう。
ここはかつてムツゴロウ王国があった(2年間)ところです。琵琶瀬の船着き場から船に乗り約10分で島に到着。
「上陸すると無数のウミネコがお出迎えしてくれました。さらに海霧もあって、アドベンチャー感が抜群です。険しいブッシュを登っていくと、一面の花畑。
それがだんだん見えるのではなく、一気に見えるのです。エゾカンゾウやヒオウギアヤメが見事でした。もう鳥肌ものでしたよ。」
実は干潮時には、島から陸へと伸びる道が現れるそうです。まるでモン・サン=ミシェルみたい。今は船が通れるよう、途中の海を掘っているということでした。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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