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コミュニケーション能力小学生以下の場合(Chris Knoepfler編) [varied experts]

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今回はコミュニケーション能力の小さな子供達の実例からのご紹介です。
小学生以下の子供たちの特徴をいくつか教えていただきました。まず何と言っても音に敏感なこと。
例えば、赤ちゃんはどの言語の音か区別できるのはよく聞くお話しです。
最初は、文字ではなく、音、音声から入る。歌・チャンツを使って音韻認識を育てることが大事と。
クリス氏の姪っ子や甥っ子のお話しも出ましたが、「Blue」のボールをとってと英語で話すと、発音もブルーではなく、Blueと綺麗に発音するそう。
それは意味よりも音をそのまま認識して音として話す、口で発音するということなのでしょう。
次に失敗しても大丈夫。そして想像力があり、とてもアクティブ。さらに曖昧さへの耐性が強いとその特徴を語ってくださいました。
小学生の英語の教科書もお持ちいただいたのですが、従来の中学校や高校の英語のものとは大きな違いがありました。
基礎知識は文法構造ではなく、例えば、誕生日についての会話や夏休みについての会話、レストランでの会話など場面や話題ごとに構成されていました。
単語ひとつひとつを覚えていくことももちろん必要なことですが、センテンスをまとめて覚える。例えばそれはネイティブでも同じことがあるそうです。
また、小学6年生になると、「Where do you want to go?」「I want to go to Egypt.」「What can you do in Egypt?」「You can see the pyramids!」
と話を広げていくのです。反復練習ではなく、伝えたい内容や表現を結びつけていくのが大切と。
相手に向けてどのように伝えれば良いのかを考えていく・・・まさにコミュニケーション能力がそこで培われることにつながるのです。
「英語の授業は英語だけではないのです。」とクリス氏。お話しを伺っていて、英語を勉強することは他の教科以上にコミュニケーション能力を育てることに
まさに直結していると、そしてそこには相手を知ろうとする気持ちが一番大事なのだと感じた私です。


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