SSブログ

2023.0728 O.A ガウディに・・・ [varied stories]

菊田真寛さん(会社役員)

東京国立近代美術館へ行ってきた菊田氏。「ガウディとサグラダ・ファミリア展」「ガウディが後世に託した夢も聖堂、完成への道」という展覧会で、とても盛況で、入場制限もあり、並んで入館。たくさんの観賞客が訪れていたそうです。
「未完成の聖堂であるサグラダ・ファミリアは聞いたことはありましたが、1882年着工から約140年後の現在も未完成という歴史的な重み、そして、壮大な建築というロマンに一度触れてみたくて観てきました。」スペイン バルセロナのシンボルなのでご存じの方も多いと思いますが、その展覧会は東京ならではと思った次第と・・・。「海外の歴史的な作品、特に建築について、今まであまり興味がなかったのですが、この展覧会へ行って本物を観たくなりましたね。」
スペインのバルセロナで活躍した建築家、アントニ・ガウディが、長らく<未完の聖堂>と言われながら、いよいよ完成に時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア。ここに焦点を絞ってガウディの建築思想と創造の源泉、壮大なプロジェクトについて展示、時代を超えて生き続けるガウディ建築の魅力に迫る内容だったそうです。「ガウディは、1852年生誕。1926年に73歳で路面電車にはねられて死去。当時は突然のことで、事故直後ははねられた人がガウディだとは気が付かなかったそうです。1882年サグラダ・ファミリア聖堂の起工式がありましたが、その聖堂の二代目建築家として1883年にガウディが就任。サグラダ・ファミリアの設計と建設に心血を注ぎ、図面のみならず、膨大な数の模型を作り、それに修正を加えながら外観や内部の構造を練り上げていったそうです。」
展覧会では、ガウディが実際に描いた図、自筆のスケッチや図面などがとても緻密に繊細に描かれたノート。この大きさは文庫本くらい「ガウディノート」と言われているそう。他に模型もあったそうです。全体骨格の模型、天空のオブジェ、彫刻の繊細な技術が素人でもわかる聖堂正面の彫刻やその断片など。100点あまりが展示されていたとおっしゃっていました。
サグラダ・ファミリア聖堂の建設は、新型コロナウィルスに影響で一時中断していましたが、2020年の秋に再開。2021年12月には聖堂の中央に位置する6つの塔のうち、頂点に星を頂くマリアの塔が完成しました。今後、2026年に聖堂の中央で最も高い塔となるイエスの塔が完成する予定とのこと。
9代目の設計責任者であるジョルディ・ファウリが、ガウディの没後100年にあたる2026年完成予定であると発表したのです。「なんと、サグラダ・ファミリアの建築に大きく関わっている日本人の彫刻家がいることも知りました。外尾悦郎氏。現在70歳の彫刻家です。1978年にサグラダ・ファミリアに彫刻に携わり、2013年にサグラダ・ファミリア主任彫刻家に任命され、ガウディが残した設計図から、サグラダ・ファミリアに組み込まれる彫刻などの装飾の総監督をしているそうです。すごい驚きですよね。日本人の繊細で細かな手先などの技術を持っている・・・日本人のまさに代表である外尾悦郎さんが、この世界的な建築であるサグラダ・ファミリアに関わっている。そんな日本人がいることにも大きな感動を覚えました。この展覧会に、行って本当によかったと思っています。」
世界遺産に少しだけ興味がある素人ですが、着工から144年かけて完成する建築物がこの世にあること、壮大な計画が100年以上も継続され、引き継がれていることが、とても衝撃的で感動的だったと・・・。本当にどの程度の大きさなのか、どんなに繊細な建物なのか、実際に行ってみたい、観たいと強く感じたそうです。
※写真は菊田真寛氏からお借りしました。
1.jpg2.jpg3.jpg4.jpg5.jpg6.jpg7.jpg

Facebook コメント