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日本の文様(武束 祥子編) [varied experts]

雲霞集.jpg波紋集.jpg波紋集2.jpg
北斎一筆画譜2.jpg新形小紋帳.jpg
金曜日5週目は「かってにアート」と題して、作品の鑑賞の仕方の一つとして、もしくはこんな見方もあったのね・・・と思っていただけるような
美術に興味を持っていただける方が1人でも増えてくれたら良いなという思いを込めて、お送りしています。今回は日本の文様。
実は次回のコレクション展の資料を調べているうちに、波紋にハマったそうです。
なんと波紋の模様を集めたものが上中下と分かれて本になっていたとのこと。それだけたくさんの表現方法があるということですね。
日本の文様が脈々と現在まで形を変えながらも受け継がれてきている。さらにそのままも色々なものに描かれていたりもします。
海に囲まれた日本にとってはとても親しみやすい文様だったのでしょうか。
他に多いのは雲、それもわかりますよね。現在に生きる私たちも雲の形や色やその流れに魅了されますものね。
もちろん植物や動物等も図案化され多くの方に使ってもらおう、知ってもらおうという趣旨があったのかもしれません。
この図案は絵師が多くを描き、それを職人さんが使って様々なところに描いたそう。
それが着物の帯だったり、欄間だったり、建築関係の方達にも幅広く利用されたそうです。
お話しをしていくうちに、海外ではどうだったのか?ということになり、またそれはそれで調べてお話ししてくださると約束してくださいました。
一つのことを調べていくと、奥に色々なものが隠されていて、それをさらに掘り下げていくとまた面白いものに出会う。
勉強というものの根本はそこにあるのかな?とお話しをお聞きして思った収録でした。

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