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2023.0329 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&救急外来看護師長 三上育子氏&看護師 古川拓海氏~1 [close to you <dr.編>]

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市立釧路総合病院の急性期医療を支えている救急外来のスタッフと共にスタジオへ。
救急外来の立ち上げから10年以上関わっていらっしゃる三上育子師長、そして、フライトナースとしても活躍中の看護師歴11年の古川拓海看護師です。
まずはフライトナースについて。まずは救急外来で働き、トレーニングをして力がついた段階でフライトナースの訓練生として指導者ナースとドクターヘリに乗り、
その後一人立ちという流れになるそう。現在9名の方(うち訓練生2名)がいらっしゃり、ドクターヘリはドクター、ナース、パイロット、整備士が乗り、
そこに患者さんをのせるという狭い機内。要請があってから5分以内で飛び立つそう。当番はフライトスーツを着ているのですぐわかるそうです。
要請がない時は救急外来で働いているので、一人だけ違う格好なので目立つそう。「かなり格好良いんですよ。」と森田氏。
「フライトナースでいろいろな経験をさせていただいて、患者さんの生命的な予後や機能的予後に直結するような活動なので、辛くなるような経験もありますが、
やりがいや嬉しさの方が大きいかなと思います。」と古川氏はおっしゃっていました。
救急、災害における専門看護師の役割とは・・・。救急医療と災害医療とは似ているところもあればかなり違うところもあるそうです。市立病院では救急外来が災害の
中心的な役割を担っています。やはりヘリを運行しているところもあり、DAMT隊に対しても救急外来が中心となって育成していることも関連しています。
災害医療の時に今まで起こったことのない事が起こります。想像がつかなかった事が起こっている中では、その時にならないとわからない事もたくさんあります。
それを的確に判断していかなければならない。他、災害拠点病院、地域の災害を支えている病院なので周りの病院への支援もしていかなければならない立場にもあります。
「災害時には新しいこと、困ることは出てきます。その時にある自分たちの人材と装備等で対応していかなければなりません。それは救急外来の時も同じで、
特にフライトナースはあるものが決まっているので、その中で何ができるのか。。。日々その様なところでトレーニングになっています。
災害の時も同じように。。。自分たちがこの先何をしていくかを考える機会は常にすごく養われているのでは?」と三上氏。
さて、DMATとは?阪神淡路大震災の後に、医療の不均衡が起こったというのが反省点でした。そこで、国が災害に強い人たちを育てようと始まったのが日本DMAT隊
というシステム。そこから災害医療もどんどん進化したそう。被災地にドクター、ナースを派遣するというのが当初の動きだったそうですが、現在は情報戦略を主に担う形になっているそうです。医療を提供するのではなく、そこの医療をまわすための情報戦略。ですから全国で動いている組織であり、常に様々な訓練もなさっているのです。
お話を伺っていて本当に情報が大事、それが全てと言っても過言ではないくらいに感じました。ですから常にアンテナを張っていなければならないのですね。

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