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attraction of trick books~1 [close to you <art編>]

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仕掛け絵本というと、一度は触った、見たことがあるという方が結構いらっしゃると思います。
一番メジャーなのは飛び出すものでしょうか。。。
でもそれだけではないのです。折り方、切り方の変わったもの、紙の材質が通常のものとは違う感じのもの等々。
これは一体どうなるの?と思う仕掛けの数々。一体どうなっているの?と頭を悩ますものもあるのですが、全てはアート作品の集まりなのです。
このしかけ絵本は、登場したのが18世紀の中頃とされているそうです。ただ、仕掛けを施した本自体の歴史はさらに古く、13世紀にまで遡るそうです。当初は医学や天文学等実用的なものだったそう。現在の仕掛け絵本の技法自体は19世紀後半に大半が確立されたとの事です。
沼前氏のおすすめは・・・ドイツ メッゲンドルファーの「都市公園」。
今回の展示はぐるぐると螺旋状になっているのですが、そのほかにも組み方があるそう。組み方によって空間の見え方が異なるのです。
そこに現れるストーリーもまた変わってくるのかもしれません。
また、ブルーノムナーリの「きりのなかのサーカス」こちらは切ったり飛び出したりというものではないのですが、霧がかかった街を表現するためにトレーシングペーパーを用いています。霧がかかる街の雰囲気がよく伝わってくる作品です。
(美術館で体験!しかけ絵本の世界は7/2まで釧路市立美術館で開催中です。)

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