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厚岸4牡蠣ブランド、それぞれの特徴(中嶋 均編) [varied experts]

まるえもん.pngかきえもん.png
今回は、厚岸のブランド牡蠣、4種類のそれぞれの特徴や違いについて教えて頂きました。
・マルえもん (上左写真):現在、厚岸で一番多い、メインとなる牡蠣。
宮城の牡蠣種苗をホタテに付着させたカルチ盤をブドウの房のような状態で育てる垂下式という養殖技術を用いる。通常成貝になった時点でばらして出荷される。
また海水温の低いところに移動することで実入りをコントロールし、通年出荷する事が可能。 味は比較的濃厚、磯の香り強く、ワイルド感あり。
・カキえもん(上右写真):厚岸種を使い、厚岸で育てた純厚岸産の牡蠣。シングルシードという養殖技術を用い、生まれた時から一つ一つバラバラの状態にして
カゴで育てる。殻がきれいで実入りが良く、他の牡蠣に比べて小振りだが旨味が凝縮され、臭みのないあっさりとした塩味が特徴。
べんてんかき.pngながえもん.png
・弁天カキ (上左写真):2016年に販売開始した新しい牡蠣。
ホタテの貝殻に厚岸で生まれた稚貝を数十個付着させ、1年程度養殖した後、ホタテから外し、カゴで養殖。どちらかというと味はカキえもんに近い。
・ナガえもん (上右写真)
三陸の海で生まれ育ったあと、ある程度大きくしたものを厚岸で育成された牡蠣。殻は平たく長い形が特徴。大ぶりな牡蠣。
1年以上違うところで育つので、その場所の味もあり。それが徐々に厚岸の味に変化していく。
※写真は中嶋均氏からお借りしました。

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