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オランダ(中村 隆文編) [varied experts]

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オランダといえば。。。運河とチューリップが思い浮かびますが、皆さんはいかがでしょう?
今でも運河は利用されているようで、少し田舎に行くと、近所に行く時にボートを使っているそう。ほば1家に1艘あるそうです。それから自転車も数多く見かけます。
歩道と車道、そして自転車専用道路があるそうで、中村氏は知らずに自転車道路を歩いていて罵声を浴びせられたことがあったとか。
街角では大きなスクリーンがあり、そこでは自転車レースの模様が映し出されたりもするくらい大人気のスポーツ。
他には南蛮貿易や蘭学なども有名ですね。江戸時代にオランダを通じて日本に伝わった西洋の学問・技術の総称です。
医学、天文学等の自然科学系統に属するものが主でしたが、これは鎖国以前のポルトガル、スペインの南蛮を経由して日本に伝えられた西洋学術の名残とも・・・。
オランダから伝わったものとして有名なのがチョコ、ビール、コーヒー。当初はチョコは飲み物して伝わりました。コーヒーはあまり人気がなかったそう。
意外と知られていないオランダから日本に伝わった言葉としては、実はポン酢というのがあります。柑橘系の果汁をポンスというそう。
おてんばもそう。オテンバーという言葉から。意味は飼い慣らせないという意味とか。
そしてジャガイモ。ジャカルタから来たいも=じゃがたらいもが訛り、ジャガイモになったといわれているそうです。
「あっ。そうそうスキポールといえば行動経済学の良い例がありました。アムステルダムのスキポール空港は経費削減のため、男子トイレに目を付けたんです。
なぜなら床の清掃費が高くついていたから。そこで、小便器の内側に一匹のハエの絵を描き、その結果、清掃費は8割も減少したとか。
ということで、アムステルダムの小便器のハエはナッジの最も有名な成功例となったんです。このナッジとは、「ヒジで軽く突く」という意味なんですね。
科学的分析に基づいて人間の行動を変える戦略のこと。
スキポール空港の場合、人は的があると、そこに狙いを定めるという分析に基づいて小便器を正確に利用させたというわけなのです。」
※尚、写真は中村隆文氏からお借りしました。

2022.0128 O.A 「ワクワクの季節に何を撮る? 」 [varied stories]

逸見光寿さん(写真家)
https://coju.info/

今シーズンの「最も美しい季節」で何を撮影しているかのお話しです。寒いからこその自然からの美しいご褒美を逸見氏はいただいたのでしょうか?
厳冬期に見ることのできるものの中で最近の一番のお気に入りはアイスバブル。
2021年末は暖かくて、多くの湖が結氷しなかったのでなかなか厳しい状態だったみたいです。
オンネトーはギリギリ、根室は全滅、阿寒湖もダメだったと・・・。ただ、糠平湖は年明け間も無く、奇跡の1日があったそうで、丸一日撮影なさっていたそうです。
結果、とても素晴らしいアイスバブルに出会うことができて大満足!!のご様子。
続いて、フロストフラワー。水のある所、湖や川の近くで見ることができる確率が高いのですが、逸見氏はフロストフラワーで有名な阿寒湖で遭遇なさったそう。
日の出前のいわゆるマジックアワーで出会えたとおっしゃっていました。
そして、霧氷。こちらも川沿いで出会える可能性が高いのですが・・・。逸見氏は美幌で遭遇。ちなみにこの時は氷点下19度だったそう。
「朝9時までが勝負なんですよ。冷え込んだ朝には、根室でも霧氷が見ることができました。」
そして、しぶき氷。これは強風で波が周辺の木にかかり、そのまま凍ったもの。氷の造形が複雑でなんとも言えない形を創り出すのです。
屈斜路湖の和琴半島で出会ったモンスターがすごいものだったそうですが、どう撮るかが意外に難しいそうです。
・・・と教えていただいたのですが、実はまだまだある、道東で見られる厳冬期の風景。
例えば、凍る海・海坊主・ジュエリーアイス・寄せ氷・蜃気楼等々。
これから2月中旬くらいまで一番気温が下がる季節に突入します。チャンスはまだまだありそうです。
天気予報とSNSによる情報を駆使してこの時期だけの自然からの贈り物を探してみるのも素敵な時間の過ごし方かもしれません。
※写真は逸見光寿氏からお借りしました。
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