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さあ!選挙に行きましょう。(黒田 理編) [varied experts]

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いよいよ統一地方選挙が始まります。9日は道知事選、道議選の投票日。16日には釧路市議選が告示され、23日には投開票。各町村議会選挙も行われます。
直近の選挙といえば去年7月にあった参議院選挙。市町村別の投票率、釧路市が47.68%と全道の下から3番目、根室市は46.99%と全道で下から2番目。
全道全体でみても釧根の投票率はとても低いのです。
自由に投票できる選挙があるのは、当たり前ではありません。日本で男女とも誰でも1人一票の投票ができる選挙が始まったのは戦後のこと。
年齢制限が20歳から18歳に引き下げられたのは2016年のことです。
世界に目を転じれば、自由で公正な選挙が実施されているのは、日本、米国、欧州をはじめ、先進国と言われる国々が中心。選挙がまともに行われないとどうなるのか。「20年前のことですが、イラクで大統領の国民投票を取材しました。当時のイラクはフセイン大統領の独裁政権です。選挙といっても、対抗馬が出るはずもなく、
行われたのは信任投票。つまりフセイン大統領を信任するかどうか、の二者択一です。選挙の結果、政府は『100%の得票率でフセイン大統領が信任された』と発表。
うそ、というか公正な選挙でないのはあきらかです。そもそもどれだけの人が投票所に足を運んだかわかりません。しかも、投票所で反対票を投じるなど、恐ろしくて
誰もできません。ということで、選挙がまともに行われないところでは民主主義も言論の自由もありません。自由に投票に行って、自分の意思を示せるというのは
とても恵まれたことなのです。当たり前ではないのです。」
30年以上、新聞記者をし、選挙の取材もたくさんなさった黒田氏。関心をもってもらおうと、さまざまな記事を企画したり書いたりしてきました。
「いまでも忘れられないのが、2007年のやはり統一地方選のとき、帯広で若い記者と一緒にやった連載記事です。」筆者は当時、25歳の独身の男性新人記者。
ある時、彼が投票にはそれまで2回しか行ったことがないことがわかりました。新聞は『投票に行こう』と言っているのに。しかも十勝の20代の投票率は20~30%。
そこで選挙とは何か、一票にどんな意味があるか、自分で考えてみるという狙いの連載企画をやったそう。訪ねたのは彼と同年代で十勝に住む様々な境遇の5人。
「26歳のシングルマザーは、事務の仕事をしながら3歳の一人息子を育てています。残業も多く、疲れ果てていました。育児の補助金がもっとあればと望みます。
でも投票にはこれまで一度も行ったことがないそうです。ニュースを見たり、新聞を読んだりする余裕もない、投票日くらい少しはのんびりしたいと言います。
そこでこの記者は考えます。政治は本来、こういう人たちの声をすくい上げるものではないか、と。」
他には沖縄出身の25歳の女子大学生、彼女は政治によってなにかが変わるかもしれないという期待を少しだけ持っていると言いました。
農業後継者の27歳の男性は、政治に大きな期待はしていないが、それでも自分の一票で意思を示さなければ、政治家には何も伝わらないと言いました。」
黒田氏が一番、心に残っているのが身体障害者授産施設で働く車いすの23歳の男性。実はこの方が一番、熱心に投票に行っていたそう。
生まれつき足に障害があり、養護学校、障害者施設に通うために全道を転々とし、将来は一人暮らしをしたいと希望し、就職に備えてパソコンの勉強もしていたそうです。
障害者年金と施設での工賃を合わせて収入は月9万円。入居費、食費と光熱費などで支出は月6万円。外出の際の交通費もかかり、切り詰めても月1万円弱の赤字。
この方の生活は政治に大きく左右されるそうです。自立支援法という法律ができたときには福祉サービスが原則1割負担となり、生活は悪くなりました。
一方で国や道、市町村などの施策によって生活が良くなることもあるのです。良くも悪くも、政治には自分たちの生活を変える力があると・・・。
だからそれまで一度も欠かさず、投票に行っていたのです。
この話を取材して、若い記者はどう考えたのでしょう。当時の記事を引用させていただきます。「『政治で自分の生活が変わる』と一票を投じる男性。もしかしたら、
僕の一票がこの人の生活を良くすることも、悪くすることもあるのかもしれない。僕の一票は、僕のためだけのものではない。投票の意味をあらためてかみしめた」
最後の黒田氏から・・・「もし投票所に行くつもりがないという方がいたら、ぜひ身近にいる困っている人の為に一票を投じてはいかがでしょう。
例え自分の生活は変わらないと諦めている人でも、生活が変わると考えている人のために投票する。これも意義あることだと思います。
"ぜひ投票に行きましょう”今回はこの言葉で結びたいと思います。」

2023.0407 O.A 「はじめまして・・・」 [varied stories]

那良伊功さん(南の美ら花 ホテルミヤヒラ 取締役統括部長)
https://www.miyahira.co.jp/company/

今まで存在は色々な方からお聞きしてきた石垣島のジャイアンのお一人に今回からご登場いただきます。
林田健司氏が釧路でのライブにいらっしゃる時、台風がやってきてもう来れないかも・・・と言っていた時に尽力いただいたのが彼でした。
その後も林田氏やpopo氏のお話しに何度も登場してきた方です。生まれも育ちも石垣島。ただ、生まれはどうやら西表島の様です。。。
ですからガイドブックには載っていない様なレアな場所も教えていただきたいと思っています。「良いですよ〜。でも実際にお越しいただいて感じていただきたいので、
イメージはお伝えする事ができるかも・・・」なんて。
実は那良伊氏は日本最南端コミュニティFM放送局、FMいしがきサンサンラジオでパーソナリティもなさっていて、番組も3本持っていらっしゃるそうです。
ネットでも聞く事ができるので、気になった方はチェックしてくださいね。
さて、今は台風前の穏やかな季節。3月下旬には海開きも行われたそうで、2月から4月中旬までは穏やかで過ごしやすい時期かも・・・と。
ズバリ石垣島の魅力は人のあたたかさ。「来るもの拒まず、去るもの追わず」と言った感じの方が多いとおっしゃっていました。「僕もそうかな」って。
本業も忙しいのですが、ラジオパーソナリティ、さらに石垣島特産品拡め隊の活動もなさっています。
「そうそう・・・星がとても綺麗なんですよ。88の星座がある中で、石垣島では84の星座が見る事ができるんですよ〜。このお話はまた次回じっくりと・・・」
※写真は那良伊功氏からお借りしました。
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