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a world only in pictures [close to you <art編>]

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現実の世界とは違う写真だけの世界。
光と陰だけで表現される世界。
より抽象的な世界に作り変える・・・・・モノクロの世界。
中藤氏は東京を含め、海外での都市の風景をメインにストリートスナップをメインに撮影なさっています。
特にモノクロにこだわっていらっしゃいます。モノクロで抽象的な世界が表現されることで、見る人にとってより想像力を掻き立てられる作品に・・・
さらにアート作品へと昇華されるのです。
去年は「CHAOS SHIBUYA」という作品展を開催。108枚の渋谷のスナップ、中藤ワールドが展開されました。
実は今までに個人の写真集を7冊、オムニバスを2冊出版なさっています。
2014年に自費出版した「STREET RAMBLER」では、第24回林忠彦賞受賞。
林忠彦賞は、戦後写真界に大きな足跡を残した写真家・林忠彦の多彩な業績を記念して創設された写真賞とのこと。
「STREET RAMBLER」は、この10数年の自分のストリートスナップの中から代表作をまとめた写真集でした。
それからまた10年ほどが過ぎようとしています。「香港、パリ、キューバに行ったのが2019年。それから海外には行っていません。ある意味、コロナ禍で日本回帰的な
動きをした写真家が多かったと思います。私もそうですが、足元を見直すきっかけになったのかな?」
そろそろ「STREET RAMBLER」発表後の撮りためた作品が相当な数に・・・。その後の10年のまとめを今年もしくは来年で・・・と考えているそうです。
東京生まれの中藤氏。「とにかく都市や街に興味があるんです。街そのものに。写真を見た方がそこを歩いて体験できるような。写真の世界を彷徨っている感じかな。」
それが中藤らしさ、こだわりに繋がっていくのです。
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※尚、写真は中藤毅彦氏からお借りしました。

2023.0412 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&産婦人科 看護師 武田麻友子氏&助産師 加藤泉氏 [close to you <dr.編>]

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今回は産婦人科、特に産科に関わるお話しです。まずは、最近耳にする無痛分娩について。市立釧路総合病院では2021年12月より無痛分娩を開始。
初産婦、経産婦を問わず、「陣痛の恐怖がなくなった」「産後の体力が違う」「精神的に余裕ができてお産をすることができた」「地元で自分の望むお産(無痛分娩)が
できた」など、好評の様です。一昔前は「産みの痛みに耐えて母となる」という言葉がありましたが、今やそういう時代ではなく、「痛くないお産」という選択肢があり、産婦が望む分娩スタイルができるようになってきたということなのでしょう。また、入院生活についても、他人と交わることが苦手という方も多くなってきているため、
病室をリニューアルし、個室化を実現。精神的余裕をもって入院生活がおくれるよう環境を整えているそうです。
実際に子供を産む方が少なくなっている現在、院外活動で「いのちの授業」をなさっているそうです。平成26年から院内の助産師が有志で活動をはじめ、今年で10年目。
主に市内の小中学校に赴き、「いのちのはじまり」「どんなふうに産まれてくるのか」「みんなはどんな存在なのか」等いのちの大切さについて考えるきっかけに
なるよう活動をなさっているそうです。
さて、続いてはNICUについて。NICUは新生児というNeonatal:ネオネータルの「N」、集中治療室の「ICU」で赤ちゃんの集中治療室という意味。現在NICU病床が6床。
NICUに入院する赤ちゃんは主に2500g以下のいわゆる未熟児といわれている体重の小さい赤ちゃん、お母さんのお腹の中にいた期間が37週未満の赤ちゃんの受け入れが
多いそう。時々、生まれたときに呼吸がうまく出来ず少しの間呼吸器を付けて呼吸サポートを必要とする赤ちゃんもいるとの事。その他には体重が1000g以下で生まれ
濃厚な治療が必要になる赤ちゃんや先天的の奇形を持って生まれた赤ちゃんも受け入れて看護なさっています。集中治療を行うので、小児科・産科の医師が24時間常駐で、全身の状態を細かく観察し、専門の医療をなさっているそうです。社会全体的に出生数は減ってきてはい流のですが、出産される妊婦さんの高齢化に伴い出生数が減ってもNICUに入院される赤ちゃんの数は少しずつ増えつつあるのが現状と武田氏。様々な治療を頑張ったNICUに入院された赤ちゃんは数日から数か月と入院期間は様々ですが、
赤ちゃんが生まれた時よりも一回りも二回りも大きくなって退院。それを見送る時がやりがいを感じるとおっしゃっていました。「妊娠・出産でお母さんたちはたくさん
不安を抱えていると思いますが、妊娠・出産・産後のケアは助産師がサポート、出産後の赤ちゃんのサポートはNICUの看護師がすべて支えますので安心してくださいね。」