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art Journey [close to you <art編>]

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ここではないどこかへ行きたい・・とは誰しもが思うこと。人生そのものにもたとえられる旅。
コロナ禍で自由が制限され、以前のように旅をすることが叶わない状況が続きました。
そろそろ旅を自由に楽しみたいという方も、また、実際に出かけたという方もいらっしゃるかもしれません。
美術館で日常から非日常の世界へ・・・。身を委ねてみませか?今回のテーマはズバリ旅。 
5つのジャンルで紹介されています。まずは、<フランスへのあこがれ>文化、芸術の中心であるフランス 花の都パリ。近代以降、数多くの日本人画家が
憧れを抱き訪れた場所。「異国を切り口に当館のコレクションを改めてみると、ヨーロッパ特にフランスの風景を残している作家が多いことにびっくり。釧路からパリへ
移り、そこで画家としての才能を開花させた増田誠、文部省在外研究員としてパリへ赴いた望月正男、また増田誠を頼ってパリへ留学した小林一雄などなどなど・・・。」
<作者の旅>芸術家である作者にとって、旅は表現を深め広げる上で切り離すことができない大切な要素。エルサレムの土地を描くことをライフワークとした松尾洋明を
中心に、作者の旅の経験を紹介。彼の独特な色彩が見るものへとってさらにイメージを膨らませてくれます。
<山と町>日本は見渡せば何かしらの山が見える土地が大半。身近な存在である山は、時には信仰対象として畏敬され絵画として描かれてきました。
日本最高峰の富士山や、今も煙をあげる桜島とともにある街など各地の風景がたくさん。
<北の景色>旅といっても、海を越えた文化や言語が異なる異国への旅もあれば、電車や車を使った身近な土地への気軽な旅も・・・。
北海道の景色やイメージをテーマとした作品が展示されています。
<くしろ・時間旅行>美術館のコレクションの中から1960~2000年までに描かれた釧路の風景。
変わっていく街並み、変わらずそこにあり続ける自然。時間が与える旅の感覚。
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※尚、写真は未完成の展示風景のものです。
(ペキタとめぐるアートの旅は4/8〜5/7まで釧路市立美術館で開催になります。)

2023.0405 O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&救急外来看護師長 三上育子氏&看護師 古川拓海氏~2 [close to you <dr.編>]

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今回は、まずは災害と感染の災害の相違点から伺いました。感染災害だからというのはなかなかないそうですが、ただ、目に見えないというところが大きな違い。
自然災害は何がどこで起きているのかを見ることがだいたいでき、だからどういう患者さんがいるということを想像することができます。
感染災害はどの人がどの位とか、どこにどれだけ危険があるのかわからない。そこで感染管理の認定看護師とか医師のチームと共同しながら戦っていくイメージとの事。
救急外来でも常に防御しながらの活動にはなったそうです。
救急外来の看護師は、緊急度、重症度を判断しなければならないので、自己研鑽をしっかりとできることが条件。
焦らず・・というのは経験でも担えるところがあるのかな?と。ドクターとの調整もしっかりできていかなければならないのではないかと三上氏はおっしゃっていました。
「私たちの行動が患者さんの命を救うか救わないかに関わってくるので、それを医師とともに共同でできた時にはそこにやりがいを感じますし、患者さんを「救う」ということに全力を尽くす事ができる。そこにもやりがいを感じます。」
仕事において情報収集がとても重要で大切であるとおっしゃっていましたが、結局のところはそれはコミュニケーション力。
それは患者さん直接だったり、家族だったり、救急隊だったり。。。色々なところから話しを聞くというのが大事になるそうです。ですからコミュニケーションを取ることができるのが大前提となるのです。いかに限られた時間の中で情報を聞き出していくのかというのが難しくもあり、そこが大切になってくると古川氏。
次に森田氏から救急車の効率的利用について、そのあたりはどう感じていらしゃるのか?という質問です。
三上氏は「救急車の適正利用は、地域で考えて取り組むべき問題だと思っています。例えば、ある地域で介護タクシーが18時で終わり、その後、自家用車もない、
運転のできない高齢者がいらっしゃった時。実際に救急車を呼ぶ以外に病院に行く手立てが場所もたくさんあるわけです。適正かどうかは何を基準に判断すべきなのか?
呼ぶなというわけではないのです。呼ばないで我慢している方もいらっしゃるんですよ。もっと早く呼べばよかったのにという方もたくさんいらしゃる。
適正利用ということに関しては大きな地域の中でもっともっと考えていかなければならない問題だと思います。」
最後にメッセージをいただきました。
三上氏「市立病院は急性期の病院として、地域の中核病院として、これからも頑張っていきたいと思っています。気軽に受診できるところではないのですが、
困ったら・・・救急車を呼ぶしかない時には救急車を呼んでいただいて受診をしていただければと思います。」
古川氏「フライトナースを含め、看護師としてのやりがい(大変さもありますが)ぜひ目指していただける方が増えてくれると良いなと思っています。」