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fundamental・・・interview 01 [close to you <art編>]

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遠藤彰子氏にインタビューさせていただく機会があり、お話しを伺ったのですが、とっても魅力的な方でした。
チャーミングで好奇心旺盛で、感性が豊かな優しい方といったイメージです。
小さな頃から絵を描くのがお好きとのことで、授業で先生に褒められた作品を家に持っていくとご両親が嬉しそうにしてくれた・・・と。
本格的には20代になってから始めた絵画ですが、この50年、絵筆を持たなかった日はないそうです。
油彩が大好き、魅力的な画材とおっしゃっていました。転機になった作品をご紹介いただきましたが、まず1点が『部屋」という作品。妊娠中、つわりがひどくで、でも絵を描きたくて、椅子に座りながら、寝ている姿勢で一つひとつ描いたそう。ですから元気の良い男性の姿や、臥せっている女性の様子等、その時の気分、気持ち、感情が伝わってくる感じです。「個展でこの作品が並ぶと、いつも泣きそうになるんです。」と教えていただきました。
そして、もう一つの転機が『みつめる空』大きな500号の作品を描いた最初の作品とのこと。
大きなキャンバスにどう構成しようか、悩んでいて「これだ!」と表現方法が見つかった作品だそうです。
まるで壁画のような大きなキャンバス、描くときには5つの脚立を使い描いているそう。
お話しを伺っていると、作品ひとつひとつが遠藤氏の年表のような感じがしてきます。
大きな1作品は1年かけて制作なさるそう。もちろん同時にほかの作品も並行して描かれています。さらには立体も。
500号以上の大きな作品、制作途中で気が変わったり、新たなものに興味がわいても、それはドローイングで残しておき、テーマ、方針は途中ではまげないとおっしゃっていました。
その時の社会情勢、自分の気持ち、いま起きていること、感じていることなどなど全てが凝縮され、1枚のキャンバスの中に詰め込まれています。
ですから、離れて遠くから全体を見ても、近寄って細部を見ても、それぞれのストーリーがそこに存在するのを確認することができると思います。
(遠藤彰子展は10/22まで釧路市立美術館で開催中です。)

2023.1004O.A 市立釧路総合病院 院長 森田研氏&釧路保健所 石井安彦氏 [close to you <dr.編>]

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森田氏が以前から一度スタジオにご一緒したいとおっしゃっていたドクターと一緒にスタジオにお越しいただきました。
実は今年の4月から釧路保健所で勤務なさっていますが、厚労省で8年も働かれたことのある方です。
今から5年前の北海道胆振東部地震の時には苫小牧にいらっしゃり、災害も経験なさっています。
さらに、コロナ関連業務では6回も釧路にいらっしゃっているのです。
「本当に心強い味方なんですよ。」と森田氏。
そもそもは泌尿器科医を5年なさった方ですので、そこで森田氏と繋がったのかな?と思いきや、どうやらコロナが結ぶ縁になったみたいです。
厚労省時代には様々な経験、体験もなさったそうで、もちろん災害関連に関しても数多くのノウハウをお持ちです。
「全国各地いろいろなところに出かけましたが、釧路は本当に連携ができていると感じます。
我々がやらないで誰がやる・・・ではないですが、医療関係等、団結が強いと思います。」
他の先生からもお聞きしたことはあるのですが、やはりそうなんですね。あらためてこの地域に住んでいてよかったと思えた瞬間でした。