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地震のこと・・あれこれ(久保田 裕之編) [varied experts]

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お正月から大変な災害と事故が続きました。特に石川県の能登半島地震は死者が200人を超える大惨事になってしまい、避難者もなお1万人を超えています。特に今回の地震は1月の厳冬期に起きた災害で、寒さや雪が避難生活や復旧作業に重くのしかかっています。「もし釧路で1月に大地震が起きたら…などと考えてぞっとしましたが、かつての釧路沖地震も1月の発生でした。」
ということで、30年以上前の釧路沖地震を少し・・・。釧路沖地震は1993年1月15日午後8時6分に発生。釧路地方気象台で観測史上初めて記録した震度6の大きな揺れ。地震の規模を示すマグニチュードは7.8で、死者は2人、けがは968人、住宅被害は全壊53棟を含め5618棟に上ったそうです。当時の記事を振り返ると、家の中では本棚や仏壇が倒れ、テーブルの上の食器が真横に吹っ飛んだとあったそう。
そのほかにも被害が多数でました。国道は釧路・根室管内9路線230カ所で崩落や沈下、陥没などが起き、JRでも150カ所以上で盛り土崩壊、沈下が起きました。釧路港の被害も大きく、ほぼ全域で埠頭の地盤に亀裂や段差が発生し、液状化現象も確認され、被害総額は550億円に上ったとのこと。
さらに、ガス管の被害が大きかった。破損被害は317カ所に上り、武佐や緑ヶ岡を中心に全供給戸数の13%に当たる9391戸へのガス供給が停止。ガス管の接合部分が揺れで外れて漏れるケースが目立ったようです。ただ、地面が凍結していて重機を使っても掘削するのに時間がかかり、全面復旧は発生から22日後の2月6日。能登半島も厳しい寒さですが、被害の大きかった輪島市の1月の平均気温は3.3度なのに対し、釧路市は氷点下4.8度。釧路で同様の被害が起きたら、被害はもっと深刻になることが予想されます。その後、ガス管は釧路ガスが耐震性の高いものにかなり交換したそうです。水道の方も市が給水車を増やしたりしていますが、水道管は総延長も長いため費用面の問題もあって大きく進んではいないようです。市などは毎年2月の厳冬期に避難訓練を行って、冬場の避難所開設や避難などを行っています。
また、今回の能登半島地震では住宅倒壊が多かったのも特徴の一つ。ニュースでも屋根が家を押しつぶしている家屋の映像などをよく見ます。建物の下敷きになった犠牲者も多いと聞きます。特に能登半島地域の耐震化が遅れていたようで、報道によると1981年に導入された新耐震基準を満たした住宅の割合は、全国平均が90%近いのに対し、被害の多かった珠洲市や輪島市では半数程度にとどまっていたそうです。高齢化が進み、耐震工事をすることに抵抗を感じる住民が多かったためとみられています。今回は1981年以前の旧耐震基準で建てられた木造住宅が多数倒壊しているそうです。釧路も木造住宅がたくさんあります。釧路沖地震の際の住宅の全壊は53棟でした。全道の住宅の平均耐震化率は2020年時点で90%を超えていますが、高齢化が進む地域ほど高額な耐震化工事への抵抗もあって耐震化率が下がる傾向にあるようです。「能登半島地震のニュースでは、倒壊しかけた自宅に住めず、庭のビニールハウスで寝泊まりしている高齢夫婦の話が出ていました。ビニールハウスには石油ストーブ1台しかなく、寒さが厳しい中で困り果てていました。住宅を守ることは命を守ることに直結すると実感しました。」
さらに、釧路の場合は津波被害も想定されています。道が公表した試算では、釧路市は日本海溝・千島海溝沿い地震で津波などにより、最大約8万4千人が犠牲になるとされています。東日本大震災の際も釧路川を津波が逆流しまちの中心部も浸水被害を受けました。厳寒の釧路で真冬の大地震、さらに津波まで押し寄せるとなると甚大な被害が予想されます。日ごろからできる範囲でそれぞれが対策を講じて備えておく・・・まずはそこから動き出さないといけないのだと思います。

2024.0202 O.A 「東京出張〜♪」 [varied stories]

https://studio-cooper.jp/

今年はYouTubeに力を入れていくとおっしゃったpopo氏。東京出張もその関係だったそう。
実はとても面白い企画を考え実施なさったそうで・・・とてもマニアックな話しかもしれませんが、私には興味津々の内容でした。
スタジオクーパーのエンジニアの永田氏発案です。アーティストの音源を6人のエンジニアでミキシングしてみる・・・
「いや〜こんなに違うのか?と驚きでした。それぞれのエンジニアの個性が際立っていました。まるでイントロクイズができるみたいな感じ。」
今回の音源はドラムから始まるものだったそうですが、その1音がエンジニアによって全然違うそうです。
エンジニア次第で曲のノリも変わってくるとpopo氏。ということで、素材が集まったので、SONYの大御所に以来してマスタリングを終えたところだったのです。
通常エンジニアはアーティストの意向に沿うように音作りをしますが、今回は自分たちの個性をたっぷりと出してもokな企画。
一体どんな音が出来上がったのか?気になって仕方ありません。もう少ししたらYouTubeにアップされることになると思います。
なぜこんな企画を考えたのでしょう?
実は最近はCDが売れなくなってきた昨今、そこに自分たちの存在価値を見出す名前があったのですが、今は配信が増えてしまって・・・
確かにどんなに素晴らしい音作りをしても誰がやっているのか?わからないのです。色々な意味で危機感を感じているのは同じ業界の人の共通の悩みのようです。
ぜひそんなニッチな世界、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
※写真は田伏伸次氏からお借りしました。
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