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art and kushiro society [close to you <art編>]

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釧路市立美術館のコレクションを中心に、美術と釧路の社会の接点を探るというテーマのもと集められた作品群です。
大きく3つに分かれています。全体としては17点。油彩、日本画、版画、書、立体・・・。
戦争に関わる作品は、個人的にはとても新鮮に心に響きました。中でも久本春雄の「カエル」の素描。
どうして戦争と関係があるのか?と思いきや・・・いつどこで描いたのものなのかの記述があったのです。
そこには、「警戒警報解除 防空壕より」「B29 帝都空襲翌日 十一月二十五日」という文字が・・・。
釧路の幣舞橋をメインに集められた作品は、華やかだった頃の釧路、賑わいが感じられる空気感が伝わってきます。「でも幣舞橋を描いた作品があっても、橋を渡る人の主観視点は少ないんですよ。絵になる風景や観光地のイメージに私たちは影響を受けます。幣舞橋をどう捉えるか・・・その辺りも考えてもらえると嬉しいです。」
そして、道東の四季の像のエスキースが4点。現在、実際に幣舞橋にある像との違いは?探してみたくなります。
微妙に違いがありそうです。顔の表情も明らかに違うのでは?という像もある感じがします。
「美術作品とそれを取り巻く社会との関係は複雑で、一言で言い表すことができません。作品を生み出す作家もある時代の一個人であり、作家が意識せずとも、
時代の潮流や思想が作品に反映されることがあります。少しお堅い感じがするかもしれないです。解説も多いのですが、たまにはこのような展覧会もありなのでは?と思って企画しました。作品を<美>という観点以外からも楽しんで欲しいです。」と沼前氏はおっしゃっていました。
(美術と釧路の社会 は3/31まで釧路市立美術館で開催中です。)

2024.0221 O.A 杉元内科医院 院長 杉元重治氏 [close to you <dr.編>]

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まずは先月、十勝で在宅医療に関する講演会をなさったということで、そのお話しから。帯広で在宅医療をなさっている酒井氏の主催で、富山から佐藤氏、そして釧路から杉元氏が呼ばれ「とかち帯広の在宅医療と街づくり」というテーマで開催されたそうです。その中で気になったタイトルが「街づくりと医療介護は繋がるか?」という佐藤氏の講演。昔から在宅医療のことに取り組まれ、実際に現在、富山県砺波市でご自身のものがたり診療所という診療所を取り囲むように一つのマチを、コミュニティを自ら作られ、実践なさっている方だそうです。その中で畑を耕したり、お店をやったり。「10年前にやるっておっしゃっていて、それを実現なさったので、一度視察に行かなくては・・・と思っています。」そこで暮らしている方は高齢者が圧倒的に多いそう。そこに住んでいる方々、それぞれに役割があったり、マチを盛り上げるための何かがあったり・・・もう少しお聞きしたいと感じた内容だったそうです。実は佐藤氏は救急医療をなさっていたそうで、高齢者人口が多くなる中で、救える命と救えない命があると感じた時に、命は救えないけれど、いのちを紡ぐ、後世に想いとして残すというのがありではないかと考えたそうです。
さて、3月2日、釧路ではCCLが市民公開講座を開催するとのことで、詳しいお話しをしていただきました。
「ACP」と聞くと?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。人生の最期まで尊厳を尊重した生き方を支えるACP。いつ訪れるかわからない人生の最終段階に備え、本人を主人公として、家族や近しい人、医療・ケアチーム等が繰り返し話し合うことを言います。自分らしく生きることを支える取り組みでもあります。
ですから年齢関係なく、様々な方にお聞きいただきたいと杉元氏はおっしゃっていました。
※なお、撮影のため Dr.MaayaのTシャツを着てスタジオに入ってくださいました。
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市民公開講座「幸せな人生とACP」
講師:金城隆展氏(琉球大学病院 臨床倫理士)
2024年3月2日(土)15:30〜17:30 入場無料(定員200名)
釧路市生涯学習センター まなぼっと幣舞 2F多目的ホール
入場無料・事前申し込み(二次元バーコードから・・)
問い合わせ:ccl.20180906@gmail.com